はじめに
4月に入社して、1か月後に基本情報技術者試験を受験した話をさせていただきます。私と同じく新入社員で基本情報を受ける方々がいると思うので、試験当日までの学習内容をまとめたいと思います。
基本情報技術者試験
出題される問題はITの基本知識を問い、IT試験のベーシックな資格試験です。
内容 | 試験時間 | 出題数 | 合格基準 |
---|---|---|---|
科目A | 90分 | 60問 | 60%以上 |
科目B | 100分 | 20問 | 60%以上 |
科目Aと科目Bともに60%以上の正答が必要です。科目Aは四択択一式、科目Bは多肢択一式です。また、出題範囲も広く、PCのハードウェアから経営に関する問題まで幅広く出題されます。
受験までの流れ
1. 受験日の設定
私のように、だらだら勉強してしまう人はまず受験日を設定することをおすすめします。基本情報の勉強時間は、全くの未経験者で200時間程度、経験者で50時間程度といわれています。私は大学で少しITを学んでいたので、100時間勉強することを目安に受験日を設定しました。受験日は三日前までであれば変更可能なので、不安があれば都度調整しましょう。なお、不合格の場合、受験後30日以降に再度受験できます。
2. 科目Aの勉強内容
私は参考書と過去問を使って勉強しました。基本的に過去問を解き、わからないところは参考書を使って勉強するという繰り返しです。基本情報は過去問と一字一句同じ問題が出るため、実際に私が受けた際も1~2割が過去問と同じ問題でした。過去問ベースでの勉強が一番効率良いと感じます。過去問は基本情報受験者御用達の「過去問道場」を使いました。
令和2年以降過去問は公式に公開されておらず、過去問道場での問題は模擬試験になりますが、以前に公開されていた問題を採用していたりと十分に解く価値はあります。
令和5年の問題からさかのぼり、平成29年まで勉強しました。初見で6割を超えるのは難しいですが、間違えた問題の回答例を理解しながら参考書を使ってインプットすると、初見の過去問でも7割、8割取れるようになります。そして、二周目で9割以上正答できるようになると十分です。
私の場合は、参考書を使ってインプットしましたが、正直必須ではないです。というのもWebサイトで検索すると、わかりやすい図示された例はいっぱいあるのでそれで問題ないです。chatgptでもいいかも
参考までに使った参考書を載せます。
【令和6年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
3. 科目Bの勉強内容
正直、こちらはほとんど勉強していません。IPAのサンプル問題を二回解いただけです。科目Bの出題は疑似コードを使った問題で、軽くプログラミングをやったことがある人なら大丈夫です。サンプル問題を解いて7割以上取れれば問題ありません。
ただし、科目Bが苦手な方にはYouTubeやUdemyを使った学習をおすすめします。過去問で勉強したいかといると思いますが、科目Bは令和2年に問題の傾向が変わり、それ以前の過去問とは全く異なるものになっています。私も一つ解いてみましたが正答率はたったの2割でした。
同じく基本情報を受けている人の中で、科目Bの勉強を以下のUdemyでしている人がいたので、参考にしてください。
令和6年版:参考書の著者直伝!【基本情報技術者試験 科目B】Javaプログラミング言語を使った、科目B対策専門コース
4. 試験日
試験当日は、科目AとBともに8割取るつもりで受験しましたが、実際は7割程度でした。科目Aでは過去問の出題が多いですが、見たことのない問題も出てくるので、心の準備をしておくと良いです。科目Bは時間に余裕があるので、十分に正答できると思います。また、試験時間が合計で190分あるにもかかわらず、間に10分ほどの休憩しかないので、前日はしっかり休息を取り、万全な状態で受けることをおすすめします。
まとめ
総じて、ITを広く浅く問う資格試験なので、慣れてしまえば難しい試験ではありません。それに正答も6割以上であることから、比較的余裕をもって受験できると思います。
この記事が皆様の役立つと幸いです。