はじめに
この記事では Unreal Engine のプロジェクトを APK にパッケージ化して Android の実機にインストールするまでの手順をザックリと解説します。
この記事で使用した Unreal Engine のバージョンは UE 5.1、PC の OS は Windows 11 Home です。
※他のエンジンバージョンでは手順や操作の異なる場合があるのでこの記事の内容を実践する前に今使用しているエンジンのバージョンを確認することを強く推奨します
手順
Android Studio のインストール
手順1
早速、手順を解説します。
まずは Android Studio をインストールします。
Android Studio については公式ページで以下のように説明されています。
Android Studio は Android アプリ開発用の公式の統合開発環境(IDE)です。 IntelliJ IDEA の強力なコードエディタとデベロッパー ツールをベースとした Android Studio には、Android アプリを構築する際の生産性向上に役立つ次のような多くの機能が用意されています。
- Gradle ベースの柔軟なビルドシステム
- 豊富な機能を備えた高速なエミュレータ
- あらゆる Android デバイス向けの開発が可能な統合環境
- ライブ編集によりエミュレータと実機でコンポーザブルをリアルタイムに更新
- アプリの共通機能の作成やサンプルコードのインポートに役立つコード テンプレートおよび GitHub との統合
- 多彩なテストツールとフレームワーク
- パフォーマンス、ユーザビリティ、バージョン互換性などの問題を検出する lint ツール
- C++ と NDK のサポート
- Google Cloud Messaging と App Engine の統合を容易にする、Google Cloud Platform の組み込みサポート
Android Studio のダウンロード アーカイブのページに行って「Android Studio 4.0 May 28, 2020」の「Windows IDE only (64-bit): android-studio-ide-193.6514223-windows.exe」をクリックしてダウンロードします。
(ダウンロードアーカイブのページへ行った際に規約への同意を求められた場合は「I agree to the terms」を押して同意するとアーカイブ一覧のページに遷移できます)
手順2
ダウンロードしたインストーラーを実行して Android Studio をインストールします。
SDK と NDK のインストール
手順3
次は SDK と NDK をインストールします。
Android SDK(Software Development Kit)とは ChatGPT いわく
Java/Kotlin で Android アプリを作るための道具セット
例えば:
- Android 用 API(カメラ、位置情報、UI など)
- ビルドツール(Gradle)
- エミュレーター
- デバッグツール
だそうです。
また、Android NDK(Native Development Kit)とは公式ページいわく
Android で C や C++ のコードを使用できるようにするツールセットです。
だそうです。
Android Studio のインストールと初期設定が完了したら、Android Studio のスタート画面に戻って右下の「Configure」から「SDK Manager」を開きます。
手順4
「Android SDK Location」の右にある「Edit」を押します。
手順5
必要なコンポーネントが選択されていることを確認して右下の「Next」を押します。
手順6
「Verify Settings > Next」を押してコンポーネントをインストールします。
「Finish」を押した後、Settings に戻り、「Android SDK > SDK Tools」を開きます。
右下の「Show Package Details」にチェックを入れて全てのパッケージを表示させます。
手順7
「Android SDK Command-line Tools (latest)」のバージョン『8.0』と「NDK (Side by side)」のバージョン『25.1.8937393」にチェックを入れて右下の「Apply」を押します。
SetupAndroid.bat の修正
手順10
デフォルトだと「C:/Program Files/Epic Games/UE_{バージョン番号}/Engine/Extras/Android」にある SetupAndroid.bat をメモ帳などのテキストエディタで開きます。
手順11
SetupAndroid.bat の中の set SDKMANAGER=%STUDIO_SDK_PATH%\cmdline-tools\latest\bin\sdkmanager.bat となっている箇所を set SDKMANAGER=%STUDIO_SDK_PATH%\cmdline-tools\8.0\bin\sdkmanager.bat という感じで latest から 8.0 に書き換えて保存します。
手順12
編集した SetupAndroid.bat をダブルクリックして実行します。
以下のような画面になれば OK です。
プロジェクト設定の変更
手順13
次は Unreal Engine のプロジェクト設定を変更します。
Unreal Editor を開いて「Edit > Project Settings... > Platforms > Android > APK Packaging」を確認します。
ここが以下の画像のように赤くなっている場合は「Configure Now」を押して緑色の状態にします。
手順14
「Edit > Project Settings... > Platforms > Android SDK > SDKConfig」の各項目に以下の値を設定します。
| 項目名 | パス |
|---|---|
| Location of Android SDK (the directory usually contains 'android-sdk-') | C:/Users/ {ユーザー名} /AppData/Local/Android/Sdk |
| Location of Android NDK (the directory usually contains 'android-ndk-') | C:/Users/ {ユーザー名} /AppData/Local/Android/Sdk/ndk/25.1.8937393 |
| Location of JAVA (the directory usually contains 'jdk') | C:/Program Files/Android/Android Studio/jre |
パッケージ化と実機へのインストール
手順15
「Platforms > Android > Package Project 」を選択して Android にパッケージ化します。
手順16
開発用 Android デバイスの設定を参考にして Android 側の設定を行います。
ここで必要に応じて SDK Platform-Tools をダウンロードして環境変数を設定しておきます。
パッケージ化が完了したら Android デバイスを PC に USB 接続してパッケージ先のフォルダ(Android_ASTC)の中の Install_{プロジェクト名}-arm64.bat を実行します。
(Android デバイスを USB 接続した際に「USBデバッグを許可しますか?」というポップアップが表示された場合はそれを許可しましょう)
実機へのインストールが完了したら、パッケージ化したアプリが Android デバイスに追加されているはずなのでそれを開いてプレイします。
最後に
参考記事
株式会社ModelingXについて
富山県を拠点とするスタートアップ企業、ModelingXは、2022年4月に創業し、「テクノロジーで感動体験を提供する」というミッションを掲げています。当社が開発中の暮らし体験メタバース「MELIFE(ミライフ)」は、バーチャル住宅展示場や銀行相談、家具購入、婚活などができる「地域単位の新たな経済圏」を目指しています。
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