はじめに
今更ながら、先日エンジニアの登竜門である基本情報技術者試験を受けて合格したので
学習手順や使用した教材、どういったスケジュール感で試験当日まで望んだか
まとめようと思います。
取得したきっかけ
自社でコンピュータの構成と設計(通称パタヘネ本)の輪読会が行われた際に、
非情報系である自分にとってコンピュータサイエンスの知識が不足していると気づき危機感を感じました。
そこで基礎知識を網羅的に身につけるために基本情報技術者試験を受験
することにしました。
基本情報技術者試験とは?
IT 基礎力を問う試験であり、IT エンジニアの登竜門的な試験です。
ベーシックな IT 知識を幅広く学ぶことができるのがメリットです。
試験時間 | 出題数 | 解答数 | 出題形式 | 合格基準 | |
---|---|---|---|---|---|
科目 A | 90 分 | 60 問 | 60 問 | 四肢択一式 | 1000 点満点中、600 点以上 |
科目 B | 90 分 | 20 問 | 20 問 | 他肢択一式 | 1000 点満点中、600 点以上 |
勉強時間
基本的に平日 1 日 1.5 時間で休日は 3 時間ほど勉強しました。
テスト直前は年始だったこともあり、正月期間は 1 日 4-5 時間ほど学習して
合計勉強時間は計 60-70 時間ほどです。
学習スケジュールについて
1 週目:科目 A の教材を何でもいいので 1 周する
2 週目:科目 A の過去問を解きつつ、科目 B にも着手
3 週目:科目 B の教材を終わらせて、A・B の過去問両方行う
4 週目:科目 A・B の過去問をとにかく解きまくる
1 週目
1週目が自分にとって一番しんどっかたかもしれません。
過去問を解くにしても必要最低限の知識が必要なため、
最初に科目 A の教材を 1 周やりましょう。
こちらは、完璧に理解する必要はなく、分からない箇所は
過去問を解く際に再度読んで理解するという形で大丈夫です。
2 週目
2 週目は科目 A の過去問を解きつつ、科目 B にも着手します。
科目 A の過去問については、とにかく量を解くことが重要になります。
参考書で得た何となくの知識を、過去問を解くことで
定着されることができます。
3 週目
3 週目は科目 B の教材を終わらせて、A・B の過去問両方行います。
科目 A に関してはとにかく量をこなすことが重要と書きましたが、
科目 B に関しては 1 つ 1 つの問題を理解することが重要になります。
また、科目Bに関してはYouTubeに解説動画があるので、
理解できないものは動画を見て理解していきましょう。
4 週目
最後の総仕上げです。
ここまで来たら、あとは過去問を解きまくるだけです。
IPAの公開問題があるので、そちらで力試しをしてみましょう。
初見の公開問題で7割以上取れるようになれば、かなり合格に近づいていると思います。
また、過去問の問題の解く量についてですが自分は5年分 + 公開・サンプル問題を解きました
教材・学習サイト
科目 A
科目 B
過去問道場
基本情報サンプル問題(公式 科目B)
科目B 解説動画
最後に
実務経験の有無や情報系の学部出身かどうかで、必要な勉強時間は変わってくると思いますが、
対策さえしっかりすれば、合格は難しくないと思います。
科目Aについては,とにかく過去問の量解く。
科目Bについては、とにかく1問1問理解をして質を意識して解くことが合格の鍵になると思います。
業務内での会話でも、IT基礎力があると話がスムーズに進みますし
学生さんでも日常生活でもITに関する知識があると、よりITに興味を持つことができると思います。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。