以下で代表的な3つの方法を整理します。
🧱 ① ディストリビューション全体をバックアップ(最も確実)
手順:
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PowerShell またはコマンドプロンプトを「管理者権限」で開きます。
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まず、インストール済みディストリビューションを確認:
wsl --list --verbose -
バックアップしたいディストリビューション名を指定してエクスポート:
wsl --export <ディストリ名> D:\Backup\ubuntu_backup.tar例:
wsl --export Ubuntu D:\Backup\ubuntu_2025-10-18.tar
復元方法:
wsl --import <新しいディストリ名> D:\WSL\UbuntuRestored D:\Backup\ubuntu_backup.tar
⚙️ この方法は「環境丸ごと」バックアップできるため、最も安全。環境構築・パッケージ・設定・ユーザーなどすべて保持されます。
📁 ② Linuxファイルだけをバックアップ(軽量)
ホームディレクトリなど、ファイルだけを残したい場合:
Linux側で:
tar czvf ~/backup_home_2025-10-18.tar.gz ~
その後、Windowsからアクセス:
\\wsl$\Ubuntu\home\<ユーザー名>\backup_home_2025-10-18.tar.gz
→ これを外部ドライブやクラウド(OneDriveなど)へコピー。
💡 軽量で日常バックアップに向きますが、WSL設定やroot環境までは保存されません。
🪟 ③ Windowsのイメージバックアップで丸ごと保存(上級者向け)
WSL2は実際には仮想ディスク(ext4.vhdx)で管理されています。
このファイルをそのままコピーすれば「スナップショット」になります。
ファイルの場所:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Packages\<ディストリ名>\LocalState\ext4.vhdx
⚠️ ただし、コピー時にWSLが起動していると破損の恐れがあります。
→ 事前に停止:
wsl --shutdown
その後、ext4.vhdx を外部ドライブにコピーします。
🧭 おすすめ運用例
| 目的 | 方法 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| WSL環境を完全保存 | wsl --export |
月1回 or 変更前 |
| ソースコードや設定ファイルのみ |
tarまたはgit
|
毎日 or 開発時 |
| 緊急用のスナップショット |
ext4.vhdxコピー |
不定期(更新前など) |