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MacでPython環境構築|uvでMacを汚さない開発環境の作り方(2026年版)

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Last updated at Posted at 2026-03-22

プログラム言語のPythonを始める際、最大の壁は「環境構築」です。
Mac標準のPython環境を維持しつつ安全に学びたい方へ。

uvVSCode を使い、マウス操作中心で完結する「クリーンで壊れない」環境の作り方を解説します。

対象読者

  • Pythonの環境構築でつまずいたことがある人
  • Macを汚さずに、安全かつ最新の環境で開発したい人
  • 難しいコマンドよりも、まずは「動く感動」を味わいたい人

💡 技術的な補足:なぜHomebrewを使わないのか
本記事では、Macで定番のパッケージマネージャーであるHomebrewは使用していません。

理由は、初心者の方がつまずきやすい「ツールの多重依存」を避け、
まずはuv単体でシンプルに環境を構築することを優先しているためです。

慣れてきたら、Homebrewと組み合わせる運用も可能です。

Step 1:uvのインストール

ターミナルを起動し、MacにPython管理ツール uv を導入します。

  1. インストール: 以下をコピーして貼り付け、Enterを押します。

    curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
    

  2. 設定の反映: ターミナルを一度終了(⌘+Q)し、再起動します。

  3. 確認: uv --version と打ち、バージョン数字が出れば成功です。

Step 2:プロジェクトの初期化

プログラムを管理するための専用フォルダ(プロジェクト)を準備します。

  1. フォルダ作成と移動:
    ターミナルに以下を貼り付けて実行します。

    mkdir ~/python-lab
    cd ~/python-lab
    

    💡 ヒント: ここではフォルダ名として python-lab を使用していますが、名称は自由に変更して問題ありません。

  2. uvの初期化:

    uv init
    
  • 生成物: pyproject.toml(プロジェクトの設計図)が作成されます。
  • 補足: uvのバージョンにより、この時点で hello.py が自動生成される場合がありますが、あってもなくても問題ありません。
  • 注意: プログラム本体(hello.py)の編集は、後ほど VSCode 上で行います。

Step 3:VSCodeとの接続

ターミナルと VSCode という「道具」を連携させます。

  1. VSCodeで開く: ターミナルで以下を打ち、Enterを押します。

    code .
    

    💡 ヒント: もしエラーが出て開けない場合は、VSCodeを直接起動し、作成した「python-lab」フォルダを画面にドラッグ&ドロップすればOKです。

  2. パスワード入力(重要): 「osascriptが変更を加えようとしています」というポップアップが出たら、Macのログインパスワードを入力します。これは、VSCodeがMacのシステムと安全に対話するための許可であり、設定を保存するための標準的な手続きです。

  3. 作成者の信頼: 「このフォルダ内のファイルの作成者を信頼しますか?」という画面では、チェックを入れずに 「はい、作成者を信頼します」 を選択します。

Step 4:仮想環境の準備

VSCodeに、Mac標準のPythonではなく「このフォルダ専用の隔離されたPython」を認識させます。

  1. 環境の同期(uv sync):
    VSCode内のターミナル(画面下のパネル)を開き、以下を入力します。
    uv sync
    

  2. インタープリターの選択:
    Cmd + Shift + P を押し、検索窓に Python: Select Interpreter と入力して選択します。

    リストから 星マーク(★ Recommended) がついているもの、または .venv (uv) という文字が含まれているものを選んでください。

    ※Mac標準の Python(System)などは無視し、今作った「専用の道具箱(.venv)」を指名します。

Step 5:実行

  1. ファイルの準備:
    左端の「エクスプローラー」を確認し、すでに hello.py があればそれをクリックして開きます。
    もし無ければ、空欄を右クリック → 「新しいファイル」 を選択し、名前を hello.py とします。

  2. コード記述:
    内容をすべて消して、以下のコードを貼り付けます(オートセーブのため保存不要)。

    print("テスト")
    

  3. 実行:
    左端の 「実行とデバッグ(3番目のアイコン)」 をクリックし、画面上部の ▶️(再生ボタン) を押します。

  4. 結果:
    画面下のパネルに テスト と表示されれば成功です。
    これで「Mac本体の設定を一切変更せずに、独立したPython環境でプログラムが動く」状態になりました。

💡 ワンポイントアドバイス
慣れてきたら、ターミナルで uv run hello.py と打ってみてください。また、将来的にテストツールなどを使う際も uv run pytest のように打つだけで、適切な環境を自動で探し出して実行してくれます。

まとめ

今回の手順で、以下の3つを手に入れることができました。

  • Mac本体のPythonを汚さない:
    システムを壊すリスクから解放されました。
  • uvによる超高速・クリーンな管理:
    面倒な仮想環境の設定を、ツールが自動で引き受けてくれます。
  • VSCodeとのスムーズな連携:
    プロも使う開発環境で、すぐにコードが書ける状態になりました。

💡 さらなるステップへ
もし、別の環境を構築したい場合は、Step2で作成したフォルダ名を「python-lab2」のように変えて、同じ手順を繰り返してみてください。

uvなら、前の環境を一切汚さず、完全に別の「新しいPython環境」を構築できます。

これにより、「仕事用の安定版(Python 3.12)」と「最新機能を試す実験用(Python 3.13)」といった使い分けも可能になります。

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