Kibanaサンプルデータ
Elastic Stack 6.4.0がリリースされました。
Kibanaも6.4になってかなり機能追加や使い勝手の変更があるようなので、おって見ていきたいところです。
Elasticsearchをこれから触ってみよう! という人にとっては、今回のSampleデータ提供はかなり役立つと思います。
このサンプルデータがあることで、こんなメリットがあると思います。
- 自分で何もデータを用意しなくても、Elasticsearch、Kibanaの動作確認ができる
- Visualization(可視化のパーツ)のショーケースとして活用できる
- 各種設定の確認の見本として参考にできる
環境はDockerで簡単に構築できても、自分でデータソースからデータを投入する作業をしないことには、何もKibanaで見ることができませんでした。
それが、サンプルデータ投入というボタンを押すだけで、すぐに確認できるようになるとのことです。
また、「いろんなことが出来る」と書いてあっても、実際にそれを体験してみないことには、分かりにくいところがある、という人にうってつけでしょう。
そんな雰囲気を感じてもらうため、以下スナップショットの嵐です。
One-click sample data
Kibanaのトップ画面
赤枠で囲んだ「Load a data set and a Kibana dashboard」となっている部分をクリックします。
Add Data
「Sample Flight Data」の「Add」ボタンをクリックします。
しばらく待つと、データが追加され「INSTALLED」表示が出るようになります。
「View data」ボタンをクリックすると、サンプルダッシュボードに遷移します。
余談ですが、LoggingやMetricsのタブを表示すると、サンプルデータではないですがデータの投入方法が細かに紹介されてます。
Dashboard
動くダッシュボードがあらわれました。
作成されたデータの確認
index
GET _cat/indices
kibana_sample_data_flightsというインデックスが作成されていることが分かります。
その中身
kibana_sample_data_flightsを検索してみると、こんなデータが入っていました。
{
"took": 12,
"timed_out": false,
"_shards": {
"total": 1,
"successful": 1,
"skipped": 0,
"failed": 0
},
"hits": {
"total": 13059,
"max_score": 1,
"hits": [
{
"_index": "kibana_sample_data_flights",
"_type": "_doc",
"_id": "HF-gaWUBwbvPt7C-VrEt",
"_score": 1,
"_source": {
"FlightNum": "9HY9SWR",
"DestCountry": "AU",
"OriginWeather": "Sunny",
"OriginCityName": "Frankfurt am Main",
"AvgTicketPrice": 841.2656419677076,
"DistanceMiles": 10247.856675613455,
"FlightDelay": false,
"DestWeather": "Rain",
"Dest": "Sydney Kingsford Smith International Airport",
"FlightDelayType": "No Delay",
"OriginCountry": "DE",
"dayOfWeek": 0,
"DistanceKilometers": 16492.32665375846,
"timestamp": "2018-08-13T00:00:00",
"DestLocation": {
"lat": "-33.94609833",
"lon": "151.177002"
},
"DestAirportID": "SYD",
"Carrier": "Kibana Airlines",
"Cancelled": false,
"FlightTimeMin": 1030.7704158599038,
"Origin": "Frankfurt am Main Airport",
"OriginLocation": {
"lat": "50.033333",
"lon": "8.570556"
},
"DestRegion": "SE-BD",
"OriginAirportID": "FRA",
"OriginRegion": "DE-HE",
"DestCityName": "Sydney",
"FlightTimeHour": 17.179506930998397,
"FlightDelayMin": 0
}
}
]
}
}
Sampleデータってどこにある?
サンプルデータの登録画面では、他のデータも登録できそうなUIとなっています。
おそらく、kibana_sample_data_flights以外にも、自分たちで展開したいサンプルデータの提供が可能な仕組みになっているのだと想像します。
kibana以下をgrepすると、以下にflightsが見つかるので、このあたりを作成するなりすれば、オリジナルのサンプルデータができそうですね。
./src/core_plugins/kibana/public/home/sample_data_resources/flights
./src/core_plugins/kibana/public/home/sample_data_resources/flights/dashboard.png
./src/server/sample_data/data_sets/flights
./src/server/sample_data/data_sets/flights/flights.json.gz
./src/server/sample_data/data_sets/flights/index.js
./src/server/sample_data/data_sets/flights/saved_objects.js