はじめに
新しく Claude Fable 5.0 がリリースされたので、さっそく触ってみました。
新しいAIモデルが出ると、普通はコードを書かせたり、文章を要約させたり、既存モデルとベンチマーク比較をしたりすると思います。
ただ、今回は少し遊び半分で、
「競馬予想をさせたらどうなるんだろう?」
というテーマで試してみることにしました。
対象にしたのは、2026年6月10日に大井競馬場で行われた 第72回 東京ダービー(JpnI) です。
比較対象として、ChatGPT-5.5 にも同じように予想させました。
つまり今回は、
- 新しくリリースされた Claude Fable 5.0 を試してみる
- ついでに ChatGPT-5.5 と比較してみる
- せっかくなので、AIが出した買い目を実際に買ってみる
という、かなり遊び寄りの検証です。
結果としては、
ChatGPT-5.5 の買い目は外れ、Claude Fable 5.0 の買い目は的中しました。
ただし、これは「Claude Fable 5.0 は競馬予想がうまい」と言いたい記事ではありません。
あくまで、新しいAIモデルをちょっと変わった題材で試してみたら、思ったより面白い結果になった、という話です。
今回やってみたこと
今回やったことはシンプルです。
ChatGPT-5.5 と Claude Fable 5.0 に、同じような条件で東京ダービーを予想してもらいました。
そのうえで、両モデルが提示した買い目のうち、最も現実的な買い方として出してきた バランス型 を実際に購入しました。
購入金額はそれぞれ3,000円です。
| モデル | 購入した買い方 | 購入額 |
|---|---|---|
| ChatGPT-5.5 | バランス型 | 3,000円 |
| Claude Fable 5.0 | バランス型 | 3,000円 |
遊び半分とはいえ、せっかくなのでプロンプトは少し丁寧に作りました。
単に「当たる馬を教えて」と聞くのではなく、
競馬予想家ではなく、競馬データの分析アシスタントとして分析してほしい
という形で指示しました。
使用したプロンプトの考え方
今回のプロンプトでは、AIに「未来を当てさせる」というより、
レース情報を整理して、買い目を組み立ててもらう ことを目的にしました。
重視させた観点は以下です。
- 大井ダート2000mへの適性
- 前哨戦の内容
- 距離適性
- 枠順
- 脚質と想定ペース
- 馬場状態
- JRA勢と地方勢の力関係
- オッズ妙味
- 危険な人気馬
- 穴馬候補
また、買い目は以下の3パターンで出してもらいました。
- 本命型
- バランス型
- 穴狙い型
今回は、その中から両モデルの バランス型 を購入しています。
この時点では、どちらが当たるかはもちろん分かりません。
「新モデルだし、せっかくだから遊んでみよう」くらいの気持ちです。
東京ダービーの結果
実際の東京ダービー2026の結果は以下でした。
| 着順 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|
| 1着 | 12 | フィンガー |
| 2着 | 10 | シルバーレシオ |
| 3着 | 5 | リアライズグリント |
| 4着 | 4 | ロックターミガン |
| 5着 | 9 | ゴッドフェンサー |
上位は人気サイドの決着でした。
そして、この結果に対して、ChatGPT-5.5 と Claude Fable 5.0 の買い目の明暗が分かれました。
ChatGPT-5.5 の結果
ChatGPT-5.5 は、⑫フィンガーを本命にしていました。
ここは正解です。
ただし、買い目の中心は ⑫フィンガーと④ロックターミガン の組み合わせでした。
ChatGPT-5.5 のバランス型は、以下のような構成です。
| 買い目 | 金額 | 結果 |
|---|---|---|
| 三連複 4-12-5 | 400円 | 不的中 |
| 三連複 4-12-6 | 400円 | 不的中 |
| 三連複 4-12-9 | 300円 | 不的中 |
| 三連複 4-12-14 | 200円 | 不的中 |
| ワイド 6-12 | 500円 | 不的中 |
| ワイド 9-12 | 400円 | 不的中 |
| ワイド 14-12 | 300円 | 不的中 |
| 馬連 4-12 | 500円 | 不的中 |
実際には、④ロックターミガンは4着。
かなり惜しいところまでは来ていましたが、馬券としては不的中でした。
ネット投票の結果も、購入金額3,000円に対して払戻0円です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 購入額 | 3,000円 |
| 払戻 | 0円 |
| 収支 | -3,000円 |
| 回収率 | 0% |
Claude Fable 5.0 の結果
一方、Claude Fable 5.0 は、⑫フィンガーを本命、⑩シルバーレシオを対抗として見ていました。
この組み合わせが結果的にハマりました。
Claude Fable 5.0 のバランス型は、以下のような構成です。
| 買い目 | 金額 | 結果 |
|---|---|---|
| 馬連 12-10 | 800円 | 的中 |
| 三連複 12-10-5 | 400円 | 的中 |
| 三連複 12-10-4 | 400円 | 不的中 |
| 三連複 12-10-6 | 400円 | 不的中 |
| ワイド 12-1 | 500円 | 不的中 |
| ワイド 6-12 | 500円 | 不的中 |
結果は、1着⑫フィンガー、2着⑩シルバーレシオ、3着⑤リアライズグリント。
つまり、
- 馬連 12-10
- 三連複 12-10-5
が的中しました。
ネット投票の結果では、購入金額3,000円に対して払戻4,360円です。
払戻の内訳は以下です。
| 的中馬券 | 購入額 | 払戻 | 回収額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 12-10 | 800円 | 280円 | 2,240円 |
| 三連複 12-10-5 | 400円 | 530円 | 2,120円 |
合計払戻は、
2,240円 + 2,120円 = 4,360円
です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 購入額 | 3,000円 |
| 払戻 | 4,360円 |
| 収支 | +1,360円 |
| 回収率 | 約145.3% |
遊び半分で試した Claude Fable 5.0 が、まさかのプラス収支になりました。
両方買ったトータル結果
ただし、今回はChatGPT-5.5の買い目も一緒に買っています。
そのため、全体では以下の結果です。
| モデル | 購入額 | 払戻 | 収支 |
|---|---|---|---|
| ChatGPT-5.5 | 3,000円 | 0円 | -3,000円 |
| Claude Fable 5.0 | 3,000円 | 4,360円 | +1,360円 |
| 合計 | 6,000円 | 4,360円 | -1,640円 |
Claude Fable 5.0 単体では勝ち。
しかし、両方のAIの買い目を買ったトータルでは負け。
このあたりが、なんとも競馬らしい結果です。
面白かったポイント
今回面白かったのは、両モデルとも本命は同じ ⑫フィンガー だったことです。
しかし、2番手以降の評価が違いました。
ChatGPT-5.5 は、④ロックターミガンを重視しました。
理由は、大井での実績や先行力を評価したためです。
一方で、Claude Fable 5.0 は、⑩シルバーレシオを重視しました。
こちらは、初大井などの不安点を挙げながらも、能力上位として買い目に残しました。
結果的には、⑩シルバーレシオが2着。
この違いが、そのまま的中・不的中の差になりました。
| 観点 | ChatGPT-5.5 | Claude Fable 5.0 |
|---|---|---|
| 本命 | ⑫フィンガー | ⑫フィンガー |
| 重視した相手 | ④ロックターミガン | ⑩シルバーレシオ |
| 買い目の軸 | 12-4中心 | 12-10中心 |
| 結果 | 不的中 | 的中 |
同じプロンプトを入れても、モデルによって「どのリスクを嫌うか」「どの馬を残すか」が変わるのが面白いところです。
Fable 5.0 を使ってみた感想
Claude Fable 5.0 を使ってみて感じたのは、説明がかなり自然で、読み物としても理解しやすいということです。
特に今回のように、
- 条件を整理する
- リスクを挙げる
- 複数の選択肢を比較する
- 最終的に現実的な案を出す
というタスクでは、かなり使いやすい印象でした。
競馬予想が得意というより、
不確実な情報を整理して、判断材料を並べるのがうまい
という感じです。
もちろん、今回はたまたま当たっただけかもしれません。
1レースだけでモデルの優劣は判断できません。
ただ、新しくリリースされたモデルを遊び半分で試す題材としては、かなり面白かったです。
注意点
今回、Claude Fable 5.0 の買い目は的中しました。
ただし、生成AIが未来を予測できるわけではありません。
AIは、与えられた情報をもとに、もっともらしい分析を組み立てているだけです。
競馬は不確実性が高く、馬場状態、展開、馬体重、パドック、騎手の判断など、さまざまな要素で結果が変わります。
そのため、AIの予想をそのまま信じるのは危険です。
今回はあくまで、
新しく出た Claude Fable 5.0 で遊んでみたら、たまたま東京ダービーの買い目が当たった
という話です。
馬券は投資ではなく娯楽として、無理のない範囲で楽しむものだと思います。
まとめ
新しくリリースされた Claude Fable 5.0 を、少し遊び半分で競馬予想に使ってみました。
結果は以下です。
| モデル | 購入額 | 払戻 | 収支 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| ChatGPT-5.5 | 3,000円 | 0円 | -3,000円 | 不的中 |
| Claude Fable 5.0 | 3,000円 | 4,360円 | +1,360円 | 的中 |
| 合計 | 6,000円 | 4,360円 | -1,640円 | トータルでは負け |
Claude Fable 5.0 単体では、回収率約145.3%。
ただし、両方買った全体ではマイナスです。
今回の感想を一言でまとめると、
新モデルを遊び半分で試してみたら、思ったよりちゃんと分析してきて、しかも当たってしまった。
という感じです。
生成AIの性能比較は、コード生成やベンチマークだけではなく、こういう少しゆるい題材で試してみるのも面白いと思いました。

