はじめに
SRE Advent Calendar 2019 8日目になります。
SREコミュニティ@福岡 - connpass をしてます、@transnano です。雰囲気でSREをやってます。
背景
上記の福岡のSREコミュニティで参加者の人と話している時に、SREと開発チームで知識の伝達がうまくいかない(原文は少し違ったかも)、という意見がありました。
なるほどそうなのかと思いました。と言うのも私のチームでは開発チームからSREをやる人が生まれた(以下の画像のイメージ)ため、SREと開発チームとの間で問題が発生したことがありませんでした。そうです、One Team です。
モブプログラミング・ペアプログラミング
以下にとても良くまとまっていますのでそちらを参考ください。
- モブプログラミングを実際にやってみた - Qiita
- モブプログラミング・ベストプラクティス ソフトウェアの品質と生産性をチームで高める/マーク・パール/長尾高弘
- ペアプログラミングで「強いエンジニアチーム」を作る! ヤフーが実践する全てペアプロ開発の手法 - エンジニアHub|若手Webエンジニアのキャリアを考える!
私のチームでは、スクラムを採用しており、その中でモブプログラミングやペアプログラミングによる開発を行っています。
どのようにSREと開発チームが1つになるか
上記の参考文献を読んでもらうと、モブプログラミングやペアプログラミングの特徴の一つに、メンバー同士での知識の共有があることが分かると思います。そうです。この特徴を利用して One Team になるということです。
そのため、開発チームにSREが入る(図の左側のイメージ)組織の場合でも、SREと開発チームの間の壁はなくなる(壁が薄くなる)と考えています。
また、モブプログラミングやペアプログラミングは始めるのに抵抗があるともよく聞きます。そのため、開発工程の全てで適用するのではなく、例えばSREがメインで行う作業(Infrastructure as a Code化やコンテナ化)を開発チームと一緒にモブプログラミングを始めてみてはいかがでしょうか。
おわりに
計画的に記事は書かないと時間ギリギリになる ではなく、SREはやることが多いです。これを一人でやろうとするととてつもないスーパーマンが生まれます。それでもいいですが、ゼネラリストが揃った One Team でもいいのではないでしょうか。そのためには、モブプログラミングやペアプログラミングがとても有効だと私は考えています。