近頃、.tar.zst
形式のファイルを目にする機会が急に増えたように思います。
Facebook が開発した圧縮アルゴリズム Zstandard (zstd) を使って圧縮されたファイルですね。
最近の Linux に入っている GNU Tar は zstd を標準でサポートしていて、-a
で勝手になんとかしてくれます。
しかし、Windows に標準で入っている bsdtar では zstd はサポートされていません。
Chocolatey などで zstd をインストールして、下記のコマンドで解凍できます。
zstd -dc ANYFILE.tar.zst | tar -xf -
普通にパイプを通して標準入出力で渡してやるだけです。簡単だね。
標準入力として -
を使うのは Windows では見かけたことがなかったので、ちょっと手こずりました。
tar -xf ANYFILE.tar.zst --use-compress-program="zstd -d"
でもできそうな感じですが、私の環境ではうまくいきませんでした。
おわり