AIP-C01(AWS認定 生成AIデベロッパー - プロフェッショナル)をまとめてみた
はじめに
AIP-C01(AWS Certified Generative AI Developer - Professional)に興味を持っていたので、これを機に試験の概要・習得できるAWS技術・学習リソースをまとめてみました。
全冠を目指している方や、生成AI領域を体系的に学びたい方の参考になれば幸いです。
AIP-C01とはどんな試験か?
正式名称:AWS Certified Generative AI Developer - Professional
公式サイト:https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-generative-ai-developer-professional/
2026年4月に正式版がスタートした、AWSとしては初の生成AIに特化したプロフェッショナル認定資格です。
従来の機械学習系資格(MLS-C01)と並行する形で新設され、生成AI・LLM活用のアーキテクチャ設計力を問う試験として位置づけられています。
試験の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 180分(最大235分まで延長可) |
| 問題数 | 75問(採点対象65問 + 採点対象外10問) |
| 合格スコア | 750点以上(1000点満点) |
| 受験料 | 300米ドル(税別・約44,000円) |
| 受験方法 | テストセンター or オンライン(遠隔監視) |
| 資格有効期限 | 3年間 |
| 言語 | 日本語・英語 等 |
採点対象外の10問は合否に影響しません。わからない問題が続いても気持ちを切り替えて進めましょう。
出題ドメインと比率
| ドメイン | 内容 | 出題比率 |
|---|---|---|
| Domain 1 | 基盤モデルの統合・データ管理・コンプライアンス | 31% |
| Domain 2 | 実装と統合 | 26% |
| Domain 3 | AIの安全性・セキュリティ・ガバナンス | 20% |
| Domain 4 | 運用効率と最適化 | 12% |
| Domain 5 | テスト・検証・トラブルシュート | 11% |
ポイントは、単なるサービス名の暗記では通用しないという点です。
「どのビジネス要件に、どのAWSサービスを組み合わせるか」という設計判断力が問われます。
問題文の優先条件(セキュリティ最優先なのか、コスト最優先なのか等)を読み取る訓練が合否を分けます。
この試験で習得できるAWS技術
Amazon Bedrock コア機能
| サービス / 機能 | 概要 |
|---|---|
| Bedrock Agents | フルマネージド型AIエージェント構築サービス |
| Bedrock AgentCore | エージェントの構築・デプロイ・運用・監視を一気通貫で提供するプラットフォーム基盤 |
| Bedrock Knowledge Bases | RAGをフルマネージドで実装するためのデータ検索・取得基盤 |
| Bedrock Guardrails | 有害コンテンツ・PII(個人情報)を検出・制御する安全機能。プロンプトインジェクション対策にも有効 |
| Bedrock Prompt Management | プロンプトのテンプレート化・バージョン管理・テスト |
| Bedrock Model Evaluation | FMの品質・安全性・有害性を自動評価 or 人間評価で比較・検証 |
| Bedrock Prompt Flows | 複数のAI処理をノーコードで連携するワークフロー機能 |
| Intelligent Prompt Routing | 入力内容に応じて最適な基盤モデルへ自動振り分け |
| Bedrock Data Automation(BDA) | 文書・画像・音声・動画から構造化データを自動抽出 |
| Bedrock Converse API | 複数の基盤モデルを共通形式で扱える会話型統一API |
RAG / ベクトル検索 / データ基盤
| サービス / 機能 | 概要 |
|---|---|
| Amazon OpenSearch Serverless | サーバーレスのベクトル検索基盤。RAGで頻出 |
| RDS PostgreSQL + pgvector | PostgreSQLのベクトル検索拡張機能。小〜中規模RAGに適合 |
| Amazon Kendra | 社内ドキュメントを自然言語で検索するインテリジェント検索サービス |
| Amazon Titan Embeddings | テキストや画像を意味ベクトルに変換するEmbedding専用FM |
| S3 Vectors | ベクトルデータを低コストで大量保管するS3ストレージ機能 |
セキュリティ / ガバナンス
| サービス / 機能 | 概要 |
|---|---|
| IAM(最小権限アクセス制御) | モデルやデータへのアクセス権限管理 |
| Amazon VPC | プライベートネットワーク設計によるセキュアな推論環境 |
| AWS KMS | データ暗号化キーの管理 |
| Amazon Macie | S3内の機密データ・PII検出と分類 |
| CloudTrail | API操作の監査ログ取得・改ざん不可ログ管理 |
| Amazon Comprehend | 自然言語処理によるPIIマスキング前処理 |
AI運用 / モニタリング / ワークフロー
| サービス / 機能 | 概要 |
|---|---|
| SageMaker Model Monitor | モデルの品質・データドリフトを継続監視 |
| SageMaker Clarify | バイアス検出・説明可能性(Explainability)の評価 |
| Step Functions | 条件分岐・並列処理を含むMLワークフロー定義と自動化 |
| API Gateway + Lambda | AIアプリを支えるイベント駆動・APIオーケストレーション構成 |
| Amazon EventBridge | イベント駆動型のトリガーとルーティング |
| CloudWatch | ログ・メトリクス・アラートによるAIアプリの総合監視 |
モデルカスタマイズ戦略
試験では「いつファインチューニングを選ぶか、いつRAGを選ぶか」というトレードオフの判断も重要です。
| 手法 | 概要 |
|---|---|
| RAG(検索拡張生成) | 外部データを動的に参照して回答精度を向上。Knowledge Basesで実装 |
| ファインチューニング | ドメイン特化データでモデルを再学習。破滅的忘却(Catastrophic Forgetting)への対策も問われる |
| プロンプトエンジニアリング | Zero-shot / One-shot / Few-shot / Chain-of-Thoughtなど各手法の使い分け |
学習方法
1. 📚 書籍で全体像をつかむ
AIP-C01は2026年4月に正式スタートしたばかりの新試験のため、対応書籍はまだほとんどありません。
まずはAWS公式のBlackBeltや公式ドキュメントで各サービスの概要を把握するところから始めるのが現実的です。
| リソース | 内容 |
|---|---|
| AWS Skill Builder | 公式の問題集・試験対策コンテンツ(無料で利用可) |
| BlackBelt | 各サービスの詳細解説(YouTube無料公開) |
| 公式ドキュメント | 最終的な一次情報(英語版が最新) |
2. 📝 問題集は cloudcert-train.com を活用
問題演習には cloudcert-train.com を強くおすすめします。
書籍・Webともに問題集の数がまだ非常に少ないAIP-C01ですが、最近このサイトにAIP-C01の問題集がリリースされました。内容もしっかり作り込まれており、貴重なリソースになりそうです。
- AIP-C01を含む各試験に対応した豊富な問題数
- 丁寧な解説つきで理解が深まる
- 試験本番に近い形式で慣れることができる
- スキマ時間でも取り組みやすいUI
さっそく取り組んで、挑戦を続けていきたいと思います。
学習サイクルのまとめ
① BlackBelt・公式ドキュメントで各サービスの概要をインプット
↓
② cloudcert-train.com で問題演習(アウトプット・弱点把握)
↓
③ 間違えた問題をドキュメント・BlackBelt で深掘り
↓
④ 試験受験
まとめ
AIP-C01は「生成AIを知っている人」ではなく、「生成AIを業務で安全に設計・実装できる人」 を認定する試験です。
Amazon Bedrockを中心としたAWS AIエコシステム全体への理解と、本番運用を見据えた設計判断力が問われます。
問題集が少ない試験だからこそ、cloudcert-train.com のような充実したリソースを早めに活用して、効率よく対策を進めていきましょう!