はじめに
みなさん、AIにパワハラしてますか?
私はふだん、AIにけっこう強い口調でガンガン命令しています。「これやれ」「それ違う」みたいな、もし人間相手だったらちょっと距離を置かれそうな言い方も平気で投げています。
最近Xを見ていると、「AIには丁寧語を使わなくていい」「むしろ命令口調の方が効率的」という意見もよく流れてきます。一方で、「いや、AI相手でも丁寧に接したい」「人格あるっぽく見えるから乱暴に扱うのはなんか嫌だ」という声もあって、結局のところどうするのがいいのかはまだわからなさそうです。
それもあって、文章だけでなく声でもパワハラするかと「声の大きさでキャラクターが謝罪する」Webアプリを作りました。
デモ: https://4bae264d.dogeza.pages.dev/
ソースコード: https://github.com/toufu-cell/DOGEZA
どんなアプリ?
マイクに向かって声を出すと、その音量に応じてキャラクターの謝罪度合いが変化します。
- 静かにしている → 立ち姿勢「こんにちは!」
- 小さな声 → 軽いお辞儀「すみません...」
- 普通の声 → 深いお辞儀「申し訳ございません!」
- 叫ぶ → 土下座「本当に申し訳ございません!!!」
声が大きければ大きいほど、深く謝るというシンプルな仕組みです。
実装した機能
- リアルタイム音量検知: Web Audio APIで音声入力を取得
- 4段階の状態変化: 音量に応じてキャラクターが変化
- 音量メーター: プログレスバーでリアルタイム表示
- 音量履歴グラフ: Canvas APIで過去の音量を可視化
- 土下座カウンター: 何回土下座させたか記録(localStorage)
- 感度調整: 「やさしめ」「ふつう」「きびしめ」の3段階
技術スタック
- Web Audio API - 音量検知
- getUserMedia API - マイク入力
- Canvas API - 音量履歴グラフ
- localStorage API - カウンター・設定の保存
- Cloudflare Pages - ホスティング
フレームワークなし、ビルドツールなしのシンプル構成です。
おわりに
デモを触って気づいたのですが、キャラクターを土下座させると、まぁまぁ気分がいいんですよね。
「よし、言うことを聞かせたぞ」という妙な達成感があって、悪い意味でちょっとクセになりそうな感覚があります。
もちろん、現実の人間相手にそんなことをやったら即アウトですし、そもそも許されるものではありません。ただ、「怒鳴れば土下座する」「圧をかければ相手が折れる」という世界を、あえて体験してみるのもいいのかなと思います。
実際に試してみると、
どのくらい声を張り上げると土下座するのか試したくなる
土下座させたあと、ちょっとだけ罪悪感も湧いてくる
そのギャップがなんとなくおかしくて笑えてくる
という、不思議な感情の揺れがあって、「AIやキャラクターに強い態度を取るって、こういう快感とセットなんだな」と身をもって理解できました。
このアプリ自体はただのネタですが、「自分がどんなテンションでAIに命令しているのか」「圧をかけることをどれくらい気持ちよく感じてしまっているのか」を、軽い気持ちで振り返るきっかけにはなるかもしれません。
