概要
新人研修用に、 Ubuntu が触れる環境を探してたのですが、
Hyper-V で簡単に Ubuntu 18.04 LTS が導入できたので、その備忘録になります。
手順をそのまま残していってるので無駄がありそう。。
環境
Windows 10 Pro バージョン1803(OSビルド17134.286)
※PowerShell or コマンドプロンプトで winver
コマンドを打つと確認できます。
準備
Hyper-Vを有効化します。
- 管理者として PowerShell コンソールを開きます。
- タスクバーの検索ボックスで powershell と入力していると候補にでてきます。
- 右クリック -> 「管理者として実行」でいけます。
- 次のコマンドを実行して、インストール後に再起動します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Hyper-V -All
導入
- Hyper-Vマネージャーを起動します。
- タスクバーの検索ボックスで hyper-v と入力していると候補にでてきます。
- 管理者で実行しなくてもいいのでそのまま起動します。
- 起動後、右側のパネルで「操作 -> クイック作成」をクリックします。
- 仮想マシンの作成画面がでるので、「Ubuntu 18.04.1 LTS」を選択します。
- 選択後、「仮想マシンの作成」ボタンをクリックします。
- イメージ 'Ubuntu 18.04.1 LTS' をダウンロードするので待ちます。
- サイズは 1.49GB でした
- 長かった…
- インストールが完了し「仮想マシンが正常に作成されました」と表示されたら「設定の編集」をクリックします。
- デフォルトが11GBなので、ディスクを拡張します。
- 「ハードウェア -> SCSIコントローラー -> ハードドライブ -> メディア -> 仮想ハードディスク -> 編集」をクリックして、仮想ハードディスクの編集ウィザードを開始します。
- 「操作の選択 -> 拡張」をクリックして、ディスクを 11GB -> 32GB に変更し、「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックして仮想ハードディスクの編集ウィザードを終了します。
- デフォルトが11GBなので、ディスクを拡張します。
- 設定を終了します。
- 仮想マシンの作成は以上です。
セットアップ
セットアップしていきます。
- 仮想環境に接続すると、起動ボタンが表示されるので、クリックして起動します。
- Welcome 画面で言語選択の画面が表示されるので、適当に選択していきます。
- English
- 次にキーボード設定
- Japanese -> Japanese
- 次にTimezone
- デフォルト(Tokyo)
- 次にアカウント情報の登録
- Your name で名前を適当に
- Your computer's name でPC名を適当に
- Pick a username でログインIDを適当に
- Chose a password でパスワードを適当に
- Confirm your password でChose a passwordと同じ文字列を入力
- Require my password to log in を選択
- 設定完了
ログイン
- Session: Xorg を選択
- username: さきほど登録したログインID
- password: さきほど登録したパスワード
ターミナルを起動します
- 左下の Show Applications アイコンをクリック
- スクロールして、Terminal をクリック
Ubuntu側のディスク容量を拡張していきます。
現状の確認
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
udev 913M 0 913M 0% /dev
tmpfs 189M 1.4M 188M 1% /run
/dev/sda1 11G 4.6G 6.0G 44% /
tmpfs 942M 0 942M 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 942M 0 942M 0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda15 105M 3.4M 102M 4% /boot/efi
tmpfs 189M 16K 189M 1% /run/user/121
/dev/loop0 87M 87M 0 100% /snap/core/5145
/dev/loop1 141M 141M 0 100% /snap/gnome-3-26-1604/70
/dev/loop2 35M 35M 0 100% /snap/gtk-common-themes/319
/dev/loop3 2.4M 2.4M 0 100% /snap/gnome-calculator/180
/dev/loop4 13M 13M 0 100% /snap/gnome-characters/103
/dev/loop5 15M 15M 0 100% /snap/gnome-logs/37
/dev/loop6 3.8M 3.8M 0 100% /snap/gnome-system-monitor/51
tmpfs 189M 40K 189M 1% /run/user/1000
変更します。
$ sudo parted
GNU Parted 3.2
Using /dev/sda
Welcome to GNU Parted! Type 'help' to view a list of commands.
(parted) print
Warning: Not all of the space available to /dev/sda appears to be used, you can
fix the GPT to use all of the space (an extra 44048384 blocks) or continue with
the current setting?
Fix/Ignore? Fix
Model: Msft Virtual Disk (scsi)
Disk /dev/sda: 34.4GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
14 1049kB 5243kB 4194kB bios_grub
15 5243kB 116MB 111MB fat32 boot, esp
1 116MB 11.8GB 11.7GB ext4
(parted) resizepart 1
Warning: Partition /dev/sda1 is being used. Are you sure you want to continue?
Yes/No? Yes
End? [11.8GB]? 34.4GB
(parted) print
Model: Msft Virtual Disk (scsi)
Disk /dev/sda: 34.4GB
Sector size (logical/physical): 512B/512B
Partition Table: gpt
Disk Flags:
Number Start End Size File system Name Flags
14 1049kB 5243kB 4194kB bios_grub
15 5243kB 116MB 111MB fat32 boot, esp
1 116MB 34.4GB 34.2GB ext4
(parted) q
Information: You may need to update /etc/fstab.
$ sudo resize2fs /dev/sda1
resize2fs 1.44.1 (24-Mar-2018)
Filesystem at /dev/sda1 is mounted on /; on-line resizing required
old_desc_blocks = 2, new_desc_blocks = 4
The filesystem on /dev/sda1 is now 8360187 (4k) blocks long.
反映されたか確認
tobaru@tobaru-Virtual-Machine:~$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
udev 913M 0 913M 0% /dev
tmpfs 189M 1.4M 188M 1% /run
/dev/sda1 31G 4.6G 27G 15% /
tmpfs 942M 0 942M 0% /dev/shm
tmpfs 5.0M 4.0K 5.0M 1% /run/lock
tmpfs 942M 0 942M 0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda15 105M 3.4M 102M 4% /boot/efi
tmpfs 189M 16K 189M 1% /run/user/121
/dev/loop0 87M 87M 0 100% /snap/core/5145
/dev/loop1 141M 141M 0 100% /snap/gnome-3-26-1604/70
/dev/loop2 35M 35M 0 100% /snap/gtk-common-themes/319
/dev/loop3 2.4M 2.4M 0 100% /snap/gnome-calculator/180
/dev/loop4 13M 13M 0 100% /snap/gnome-characters/103
/dev/loop5 15M 15M 0 100% /snap/gnome-logs/37
/dev/loop6 3.8M 3.8M 0 100% /snap/gnome-system-monitor/51
tmpfs 189M 44K 189M 1% /run/user/1000
パッケージリストの更新
$ sudo apt-get update
インストール済みのパッケージの更新
$ sudo apt-get upgrade
更新中に grub の設定ファイルについて確認されたので、
keep the local version currently installed
を選択しました。
仮想環境のスナップショット
作業していて何か問題が起きたらこの時点に戻すようにします。
Hyper-V ではチェックポイント機能で作成できるらしいです。
仮想環境をシャットダウン後、 Hyper-V マネージャーから、「対象を選択 -> 右クリック -> チェックポイント」で作成できました。
戻すときはHyper-Vのチェックポイントの欄から、「対象のチェックポイントを選択 -> 右クリック -> 適用」でいけるようです。
参考サイト
Windows 10 での Hyper-V の有効化 | Microsoft Docs
Windows 10のHyper-Vクイック作成、「Ubuntu」の導入を簡単に
Hyper-V の Ubuntu 18.04.1 LTS のディスク容量を拡張する
さくらのVPS+Ubuntuでapt-get upgrade時にgrubエラー