フォントどこにあるの～（Windows 10編）

◆前置き

RDS (Remote Desktop Services) 環境を構築し、業務アプリを仮想化して (RemoteApp) 利用しております。

とある業務アプリにてＫさんでは正しく表示されるのに、Ｆさんでは表示されさないという問題が発生しました。調査した結果、その業務アプリでは特殊なフォントが必要なことがわかりました。前述の通り、業務アプリは RemoteApp で動かしておりますので、ログインしているサーバーは同じです。

フォント入っている筈だよな～と調査した結果、フォントは「個人の環境」と「全員の環境」に分かれていました…。なるほど、じゃあ全員の環境に入れようとなりました。これっていつからなのでしょうかねぇ。

◆技術情報

◇インストール方法
フォントファイルを右クリックすると「インストール（個人の環境）」と「すべてのユーザーに対してインストール（全員の環境）」と２つの項目が表示されます。

◇ファイルの場所
・個人の環境
%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Windows\Fonts

・全員の環境
%WINDIR%\Fonts

◇確認ツール

Font_Check.bat

@echo off
set FONT_NAME=totorotonarino.ttf
set FONTS_PRIVATE_DIR=%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Windows\Fonts
set FONTS_PUBLIC_DIR=%WINDIR%\Fonts

if exist %FONTS_PRIVATE_DIR%\%FONT_NAME% (
	echo 個人の環境に %FONT_NAME% フォントは入っています。
) else (
	echo 個人の環境に %FONT_NAME% フォントは入っていません。
)

if exist %FONTS_PUBLIC_DIR%\%FONT_NAME% (
	echo 全員の環境に %FONT_NAME% フォントは入っています。
) else (
	echo 全員の環境に %FONT_NAME% フォントは入っていません。
)

timeout /t 60