窓が開いているかどうかをモニターする仕組みを作ってみました。
窓が開いているか閉まっているかをgoogle spreadsheetに書き込みます。

前提

raspberry piの初期設定が終わっていること
- 今回はraspberry pi zero WHを使っています
- HDMIの変換コネクタとUSBの変換コネクタを使った以外はraspberry pi 4 model Bと同じやり方で初期設定しています
- 電源とキーボードでコネクタが埋まってしまうのでマウスがなくて不便ですが、TabとSpaceを駆使して入力しました
開閉センサーを購入していること
ブレッドボードがあること
ジャンパーケーブルがあること（オス-メス * 2本）

開閉センサーは、これを使っています。

マグネットスイッチAMS-10C
https://www.amazon.co.jp/dp/B00NOUSVGS

ケーブル接続

ラズベリーパイの6番ピン（GND）に黒いケーブルのメスをつなぐ
ラズベリーパイの12番ピン（GPIO18）に白いケーブルのメスをつなぐ
ブレッドボードの5eに黒いケーブルのオスをつなぐ
ブレッドボードの1eに白いケーブルのオスをつなぐ
センサーのケーブルを1aと5aにつなぐ

※ 下の絵では白のケーブルは紫で書いています

このページを参照しながらやりました
https://jellyware.jp/kurage/raspi/daiso_sensorlight.html

スクリプト作成

↑のページに記載されているプログラムをコピペして、sensor.pyで保存
※ ↓のプログラムではsleepを1秒に長くしています

sensor.py

import time
import RPi.GPIO as GPIO
 
GPIO.setmode(GPIO.BCM)
 
GPIO.setup(18,GPIO.IN,pull_up_down=GPIO.PUD_UP)
 
sw_status = 1
 
while True:
    try:
        sw_status = GPIO.input(18)
        if sw_status == 0:
            print("Close")
        else:
            print("Open!")
 
        time.sleep(1)
    except:
        break
 
GPIO.cleanup()
print("end")

スクリプト実行

センサーが近づいているとClose、離れているとopen!が出力されるはずです

$ sudo python sensor.py
Close
Close
Close
Close
Close
Open!
Open!
Open!
Open!
Open!
Open!
Open!

1分おきにgoogle spread sheetに記録 (google spread sheet側の設定)

基本的に以下のページを参照して実施しました

var spreadsheetId = 'スプレッドシートのIDを入れる'

//Postされたデータを受け取り
function doPost(e){
  var data = [      
    e.parameter.Date_Master, // マスター日時     
    e.parameter.Mado_1F_north,    
    e.parameter.Mado_2F_north,    
    e.parameter.Mado_2F_south,     
  ];
  //取得したデータをログに記載
  Logger.log(new Date());
  //スプレッドシートへのデータ行書き込み
  addData(e.parameter.DeviceName, data);
  return ContentService.createTextOutput("ok");
}

//スプレッドシートへのデータ行書き込み
function addData(sheetName, data){
  var sheet = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId).getSheetByName(sheetName);
  sheet.appendRow(data);
}

公開→ウェブアプリケーションとして導入→
- プロジェクトバージョン: new
- Execute the app as: Me
- Who has access to the app: Anyone, even anonymous <<<< ここは変更
このアプリは確認されていません→詳細を非表示→postAPITest
current web app URL: ここに出てくるURL(=API key)をメモ（このURLを使ってgoogle spread sheetに書き込みます）
curlコマンドで実行テスト
- 以下のコマンドをraspberry piからたたく
- API keyは↑で出てきたURLです
- google spread sheetのB列に1000000が入るはずです

curl -L https://script.google.com/macros/s/{API key}/exec/exec -F 'DeviceName=test1' -F 'Mado_1F_north=1000000'

1分おきにgoogle spread sheetに記録 (raspberry pi側の設定)

スクリプトを作成
- これは1階北側用。他の場所にするときは、"Mado_1F_north"を変更する。

mado_status.py

import time
import RPi.GPIO as GPIO
import requests
import datetime
import csv
import pprint

dt_now = datetime.datetime.now()

GPIO.setmode(GPIO.BCM)

GPIO.setup(18,GPIO.IN,pull_up_down=GPIO.PUD_UP)

sw_status = 1

sw_status = GPIO.input(18)
if sw_status == 0:
    mado_status = "Close"
else:
    mado_status = "Open!"
GPIO.cleanup()

print(mado_status)

deviceName = 'test1'
data = {
'DeviceName': deviceName,
'Date_Master': str(dt_now),
'Mado_1F_north': str(mado_status),
}

url = 'https://script.google.com/macros/s/{API key}/exec'
response = requests.post(url, data=data)

スクリプトを実行して値がgoogle spread sheetに書き込まれることを確認

cronの設定

以下の設定をします
- 5分おきにデータを記録

*/5 * * * * python /{実際に保存した場所}/mado_status.py

設置

窓に設置します。

Open! の時

Close の時

他の窓の分を作成

他の窓の分のセットを作成します

ポータルでの開閉状態の表示もできるようにしています

2021年3月から始めたスマートホーム化はこちらに一覧化しています（2021年7月時点）