位置について ROBOCOPY どん!
Woooooooo(さばおっち)
Woooooooo(さばぴょい さばぴょい)
Woooo(うつだっち) Woooo(さばぽい)
さばさばうつうつ 5 1 0 RAID!!
オレンジぱっぱか怪ストレージ(はいっ)
ちょこちょこなにげに(そーわっ So What)
第一第零第五RAID(だんだんだんだん異音が近づき)
めんたまギラギラ障害でーす(はいっ)
今日もめちゃめちゃはちゃめちゃだっ(ちゃー)
がち追い込み(睡眠カット)
家帰りてー(でも帰れなーい)
DATは(からっぽ)HDDは(消した)
どいつもこいつも あらら(リワインド)
泣かないで(はいっ) 拭くんぢゃねー(おいっ)
業者呼んでも(なおらないっ)(はーっ?)
きょうの総務の女帝は
あたしだけに注意する
サーバルームへゆこう
電源を切って マウント外して
業者のなかに 光ともす
(どーきどきどきどきどきどきどきどき)
機密ファイルが!
ずきゅんどきゅん 戻らないー(ふっふー)
ばきゅんぶきゅん 消えてーゆーくーよー
こんなー思いはー はーじめてー(5 1 0 RAID!)
ピピーピピー アラートが鳴りー(ふっふー)
ピピーピピー 冷や汗ーだーよー
今日もーかなでーるー
発狂発狂 部長 3 2 1 Go Fight
鬱々 メンタル 3 2 1(うーーClinic!)
なんだこの様は…くそっ…
社内全体で使用していたファイルサーバが老朽化し、さらに出張やリモートワークにも対応するため、某クラウドストレージサービスに移行することになりました。
AWSのS3をベースとしたもので、そのままS3として利用することもできたので、ファイル移行はS3に直接ファイル転送することにしました。
全部で数TBの容量だったのでAWS Snowballの利用も考えましたが、なるべくコストかけたくなかったので、Windows ServerからS3をネットワークドライブとしてマウントして、ROBOCOPYで全転送することにしました。
このときAWS Snowballを利用していれば・・・。
ROBOCOPYは1週間経っても終わりませんでした。S3へのアップロードって意外と転送速度出ないんですよね。
ROBOCOPY実行から1週間以上経過したある日、社内のサーバルームから嫌なWooooという異音と、ピーピーというアラートオンらしきビープ音が・・・。
ファイルサーバをみると、2台のHDDにオレンジのLEDがぱっかぱっか点灯していました。そう、HDD故障のランプです。
RAID5のストレージのHDDの2台が故障したということは・・・、普通には復旧できないことを意味します。
管理コンソールにアクセスすることもできず、どうやらRAIDコントローラごと故障したようです・・・。
契約書や営業資料など、社内の全ての機密情報が入ったファイルサーバが死亡したことで、社内業務は停止。
総務の女帝からは激しく怒られることになりました。
バックアップをデイリーでDATにとっていたので、真っ先にこれからの復旧を試みたのですが、実は機械が壊れていたのかバックアップはずっとうまく取れておらず、中身は空っぽ。こここからの復旧はできませんでした。
過去にメンテナンスのため一時バックアップをとっていた外付けHDDに古い資料だけでも残っていないか見てみましたが、やはり機密文書含むため綺麗に消し去っていました。
他にもあれこれ試すも結局復旧できず、最後の頼みの綱で数百万円かけてデータ復旧業者に希望の光をともすことにしました。
祈る思いでどきどきしながら業者の連絡を待ちましたが・・・、結局復旧はできないとの連絡。
結局データ復旧はあきらめ、各社員のPCやメールの履歴などからファイルをかき集めることになりました。
この結果、次回に活かすとしよう
元々老朽化していたファイルサーバに1週間以上連続してHDDにアクセスし続ける処理を行わせることが、今考えるとそもそも無茶がありました。
AWS Snowballのコストをケチったせいで、データ復旧業者への支払いに数百万かかった挙句にデータも全て失うことになりました。
失敗したら困るようなものはケチらず、安全と安心と買う意味で厚めにコストをかけましょう。
またHDDが故障した際は余計なことはせず電源をすぐに切った方が、データ復旧業者で復旧できる可能性が高いそうです。
信念を曲げなければ理想は必ず芽吹く
それを示せなかった私が“悪い例”として皆の人柱となろう