3-1. iRIC2Blenderの使い方 ①: iRIC上で格子を作成する【iRIC操作】

iRICを起動し、[新しいプロジェクト]を選択肢、[Nays 2DH]を選択します。(iRICの使い方などについては、iRICのHPやiRICのユーザーズマニュアルを参考にしてください。)
今回は北海道新得町付近を題材に事例を作成しております。まずはiRICを開き、[ファイル]→[プロパティ]を選択します。
座標系の選択を行います。今回は北海道新得町が該当するEPSGコード: 6681 (日本測地系2011（JGD2011）)を選択します。EPSGについては、以下のHPを参考にするとわかりやすいです。
https://lemulus.me/column/epsg-list-gis
座標系が設定されていることを確認します。
次に地形データをインポートします。
マウスで地形データをダウンロードする領域を選択します。北海道新得町周辺の例を示しています。（背景画像等は適宜変更可能です。）
ズームレベル設定の画面が現れるので、ソースを選択します。今回は国土地理院のDEM10Bからダウンロードした例を示しています。
インポートが完了すると以下の画面が現れます。
次に格子を作成していきます。iRICで[格子]→[格子生成アルゴリズムの選択]を選択します。
[矩形領域の格子を作成]を選択します。
マウスでなぞり矩形領域の格子を作成します。灰色で領域が示されたのち、右クリックで[格子作成]を選択します。
格子作成を選択すると、以下の画面が現れます。適宜[入力]の[d:]より格子の幅を入力します。今回はd:10mのメッシュとしています。入力が終わった後、[OK]を選択してください。
格子が作成されます。
作成した格子に地形高などを内装していきます。[格子]→[属性のマッピング]→[実行]を選択します。
以下の画面が現れます。[地盤高]を選択します。
作成した格子をBlenderに受け渡すため、csvファイルにエクスポートします。まずは[ファイル]→[エクスポート]→[格子]を選択します。
出力するとCSVファイルが作成されます。

3-2. iRIC2Blenderの使い方: iRIC上で作成した格子をBlenderに読み込み、三次元地形データを作成する。【Blender操作】

Blenderを起動し、[Layout]タブ→[iRIC]タブにマウスを移動してください。その中にある[1-1-1: iRIC行使（CSV）を読み込み]を選択してください。
ファイル選択画面が現れるので、iRICで出力した格子ファイルを選択します。
読み込みが完了すると、格子ファイルに視点が移動し、三次元化された地形データが現れます。

3-3. iRIC2Blenderの使い方: 【Blender操作】iRICの格子から衛星画像データをダウンロードする。

キーボードのNキーを押す、もしくは、以下の赤丸箇所をマウスで押すことで、サイドバーを表示します。
サイドバーを表示し、[iRIC_setting]タブを選択します。選択すると以下の画面が表示されます。
[iRIC_setting]タブでzoomレベルや、ダウンロードする画像の解像度、読み込む格子の座標系を設定します。iRICで設定した座標系と同じ座標系をEPSGで指定します。今回は北海道新得町を対象に格子を作成しているので、iRICで設定したEPSG:6641を設定します。Zoomレベルについては、画像の拡大状況を設定します。今回はZoom=17を設定します。解像度はdpi=3000として設定します。
[iRIC]タブより、[1-1-2: iRIC格子(csv)から画像をダウンロード]を選択します。
ファイルの選択画面から、iRICからエクスポートした格子を選択します。
選択したiRICの格子と同じディレクトリにiric_imageから始まるTIFFファイルがダウンロードされます。

3-4. iRIC2Blenderの使い方: 【Blender操作】iRICの格子にダウンロードした画像を張り付ける。