はじめに
みなさまはデータ解析IDEであるPositronを使ったことはありますでしょうか。
データ解析にはjupyter notebook(jupyter lab)をメインで用いる方が多いと思いますが、Positronには以下の特徴があります。
<特徴>
- VS Codeベースのデータ解析に特化したIDE
- RとPythonの両方をサポート
- 変数エクスプローラー(Data Explorer)が優秀
- Jupyterのような対話的実行が可能かつ、スクリプト(.py/.R)ベースなのでGit管理が容易
- Quartoとの連携が得意。解析〜レポート作成まで1ファイルで完結できる
私は、特にQuartoとの連携に魅力を感じて、昨年の11月頃にjupyterでの解析環境から思い切ってPositronに移行しました。
Positronの不満
Positronは非常に使いやすいのですが、Quartoを多用する私にとって以下の不満がありました。
<不満>
- Quarto(.qmdファイル)でレンダリングされる結果は右下のプロットエリアに表示される。
→このため、複数セルを実行すると、前の描画が上書きされてしまう。 - 一気にレンダリングして
htmlやpdfに出力することで複数の描画を一つのレポートにまとめて表示できるが、毎回上から順番に実行するため時間がかかる。
このような問題から、「Jupyter みたいに、コードのすぐ下に結果を残しながら試行錯誤したい!」となり、Positron に移行したと言いつつも、Jupyter に浮気してしまう日々が少なくありませんでした。
PositronのQmdファイルで結果がインライン表示できるようになった
2026年5月のアップデートで、qmdファイルで結果がインライン表示できるようになりました。
下記のような感じでプロットも表示できるようになったわけです。

これでjupyterと遜色なく使いやすくなりました!
Jupyter のインライン出力が恋しくて Positron への移行を躊躇していた方、あるいは私のように一度挫折しかけた方は、ぜひ新しくなった Positron を試してみてください。めちゃくちゃ捗ります!
