前回の記事で仮想マシン上にインストールしたUbuntuに、Rubyをインストールした時のメモです。
今回使ったもの
- Ubuntu(バージョン 16.04 LTS)
- git
- rbenv
- ruby-build
gitのインストール
まずはgitをインストールします。
参考:Git - Download for Linux and Unix
sudo apt-get install git
少し古めのgit(バージョン 2.7.4。最新は2.16.1。)がインストールされます。とりあえず現時点で困ることはないので、そのまま使うことにしました。
rbenvのインストール
githubのrbenvのinstallationに沿って、rbenvをインストールします。
詳細は下記のリンクから。
github : rbenv
簡単にまとめると、
git clone https://github.com/rbenv/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
してから、以下の記述を.bashrcに追加するだけです。
eval "$(rbenv init -)"
.bashrcを書き換えたあとはsourceするなり、ターミナルを再起動するなりします。
おまけ:rbenvのアップデート
gitからrbenvをクローンした場合は、以下のコマンドで最新にアップデートできます。
cd ~/.rbenv
git pull
ruby-buildのインストール
次にruby-buildをrbenvのプラグインとしてインストールします。
詳細は下記のリンクから。
github : ruby-build
簡単にまとめると、
mkdir -p "$(rbenv root)"/plugins
git clone https://github.com/rbenv/ruby-build.git "$(rbenv root)"/plugins/ruby-build
sudo apt-get install autoconf bison build-essential libssl-dev libyaml-dev libreadline6-dev zlib1g-dev libncurses5-dev libffi-dev libgdbm3 libgdbm-dev
最後のapt-getはUbuntu/Debian/Mint用。その他の環境の場合は、以下のリンクから依存ライブラリを確認してください。
Suggested build environment
おまけ:ruby-buildのアップデート
gitからruby-buildをクローンした場合は、以下のコマンドで最新にアップデートできます。
cd ~/.rbenv/plugins/ruby-build/
git pull
Rubyのインストール
rbenvを使ってRubyをインストールします。使い方は以下。
インストール可能なRubyの一覧を表示
rbenv install -l
指定したバージョンのRubyをインストール
rbenv install 2.5.0
通常使うRubyのバージョンを指定
rbenv global 2.5.0
RubyGemsのアップデート
RubyGemsをアップデートします。
参考:RubyGemsのガイド
gem update --system
これでRubyのプログラムを実行できるようになりました。