はじめに
TeX Live の日本語用 Docker コンテナとして alpine ベースの paperist/alpine-texlive-ja を使用しています。
TeX Live 2020 がリリースされたのを機にフォークして、TeX Live 2020 用のコンテナを作成し、DockerHub に toshiara/alpine-texlive-ja としてアップロードしました。
- 本当はDockerファイルのプルリクエストを送ったのですが、忙しいためか気いてもらえなかったので自分で作成しました。
TeX Live 2020 の特徴(超抜粋)
TeX Live 2020 では原ノ味フォントがデフォルトとなりました
- 別途 Noto フォントをコンテナに追加して使用していたのですが、その必要がなくなりました。
- これまでの TeX Live 2019 でも問題ないのですが、TeX Live 2020 を使用するのはこの点が私にとっての理由です。
インストールおよび使用例
必要なパッケージの追加
実際には、toshiara/alpine-texlive-ja-plus のように個人的に必要なパッケージを追加して使用しています。
インストール
docker pull toshiara/alpine-texlive-ja
タグは今の所latest
と2020
、2020.5.10
(ビルドした日付)を用意しています。
コンテナを変更した場合には日付のタグだけを更新する予定です(今の所その予定はないです)。
使用例
docker run --rm -it -v $PWD:/workdir toshiara/alpine-texlive-ja platex --version