Windowsで GitHub の private リポジトリをアカウントを切り替えてcloneする
GitHub の private リポジトリを git clone しようとしたら、こんなエラーで詰まることがあります。
remote: Repository not found.
fatal: repository 'https://github.com/OWNER/REPO.git/' not found
URLは合っているのに…という場合、原因はだいたいこれです:
- Windows に保存されている GitHub の資格情報が「別アカウント」になっている
- private リポジトリは権限がないと 404 相当(Repository not found)で隠されることが多い
この記事では、保存済み資格情報を削除 → 正しいアカウントで再設定(PAT入力) → clone成功までを手順化します。
対象
- Windows 10/11
- PowerShell
-
git clone https://...の HTTPS方式でやりたい - private リポジトリを clone したい(権限はある前提)
先に知っておくこと(重要)
GitHub は現在、HTTPS での git 操作に パスワード認証を基本的に使えません。
そのため、git clone https://... を行うには
- Username:GitHubユーザー名
- Password:Personal Access Token(PAT)
が必要です。
1. 失敗途中の clone フォルダを削除(必要なら)
前回の clone が途中で止まってフォルダだけ残ると、再 clone 時に邪魔になることがあります。
例:Deletion of directory 'infer-doc-ops' failed が出たケース
PowerShell で削除します:
cd C:\Users\kimura\Desktop\python
Remove-Item -Recurse -Force .\infer-doc-ops
※ Explorer でそのフォルダを開いていると削除に失敗するので、閉じてから再実行。
2. Windows に保存された GitHub 資格情報を削除(切り替えの核心)
方法A:GUI(いちばん確実)
- Windows 検索 → 資格情報マネージャー
- Windows 資格情報(無ければ 汎用資格情報 も確認)
- 以下のような項目を探す
git:https://github.comhttps://github.comgithub.com-
GitHubが含まれるもの
- 見つかったら 削除
これで、Git が GitHub にアクセスする際に使う 保存済みログイン情報が消えます。
方法B:コマンド(Git Credential Manager 経由)
GUIが面倒ならコマンドでも消せます。
git credential-manager erase
実行すると入力待ちになるので、以下の3行を貼り付けて、最後に空行 Enter で確定します。
protocol=https
host=github.com
3. 正しいアカウントで PAT(Personal Access Token)を作成
ブラウザで 切り替えたい方の GitHub アカウントにログインしてから作成します。
GitHub → Settings → Developer settings → Personal access tokens
- classic の場合:
repoにチェック(private repo に必要) - fine-grained の場合:対象リポジトリを指定し、最低限
Contents: Read(cloneだけなら)
push もするなら Read/Write を付与
※ PAT は 一度しか表示されないので必ず控えます。
4. clone を実行(ここで再設定=再ログイン)
いよいよ clone を実行します。
cd C:\Users\kimura\Desktop\python
git clone https://github.com/OWNER/REPO.git
認証を聞かれたら:
- Username:正しい GitHub ユーザー名
- Password:作成した PAT を貼り付け
これで成功すれば、Git Credential Manager が資格情報を保存し、次回以降は聞かれないことが多いです。
5. よくあるハマりポイント(ここだけ見ればOK)
(1) URLが間違っている
ブラウザで https://github.com/OWNER/REPO を開き、リポジトリが見えるか確認。
- 見える → 認証が原因(この記事の手順でOK)
- 見えない → URL違い or 権限がない(招待されていない等)
(2) Organization が SSO を強制している
組織によっては、PAT を発行しただけでは使えず、Organization に対して Authorize が必要な場合があります。
(3) 削除したつもりでも別の資格情報が残っている
資格情報マネージャーで github.com が複数残っていることがあります。
git:https://github.com / github.com など関連しそうなものは全部削除してから再実行すると確実。
まとめ
private リポジトリの Repository not found は、URLよりもまず **「別アカの資格情報」**を疑うと早いです。
やることはこれだけ:
- 失敗した clone フォルダを削除(必要なら)
- Windows の資格情報マネージャーで
github.comを削除 - 正しいアカウントで PAT を作る
-
git clone https://...を実行し、Username + PAT を入力