このページは?
- 認証プロキシがある環境でscoopをインストールする方法と、scoopでパッケージをインストールする方法を調べたので記載しておく
実行環境
- OS: Windows10 22H2
- 使用ターミナル: Powershell 7.3.6
scoopのインストール方法
- Powershell 7 で以下のコマンドを実行する
# 最初に認証プロキシの情報を変数に格納する
> $ProxyCred = Get-Credential
Powershell credential request
Enter your credentials.
User: myProxyUserName
Password for myProxyUserName: myProxyPassword
# -> 上記入力プロンプトにプロキシのユーザー名とパスワードを入力してEnterを押下
# -> これで認証情報オブジェクトを $ProxyCred 変数に格納できた
# scoopインストールスクリプト install.ps1 を認証プロキシ経由でカレントディレクトリにダウンロードする
# 引数として以下を指定する
# -> 認証プロキシのアドレスとポート
# -> 先程作成した認証プロキシの情報を格納した変数
> irm get.scoop.sh -Proxy 'http://my.proxy.domain:8080' -ProxyCredential $ProxyCred -OutFile 'install.ps1'
# 認証プロキシ経由でインストールスクリプトを起動する
# インストール時と同じく認証プロキシに関する情報を引数で指定する
> .\install.ps1 -Proxy 'http://my.proxy.domain:8080' -ProxyCredential $ProxyCred
# インストールが完了したらダウンロードした install.ps1 は不要なので削除しておく
> rm install.ps1
認証プロキシ経由でscoopパッケージをインストールする
- インストールが完了したらscoopコマンドへのPATHが通った状態でコマンド実行するためpowershellを再起動しておく
# scoopにプロキシ情報を設定する
# ユーザー名:パスワード@プロキシドメイン:ポート番号 の形式で指定する
# ユーザー名やパスワードに記号が含まれる場合URLエンコードした状態での入力が必要かも
> scoop config proxy myProxyUserName:myProxyPassword@my.proxy.domain:8080
# パッケージをインストールしてみる
> scoop install git
備考
- かつては環境変数
$HTTP_PROXY
と$HTTPS_PROXY
を設定してインストールする方法が紹介されていたが、現在は Get-Credential コマンドと scoop config proxy コマンドを使うのが推奨されている様子 - 環境変数は
$HTTP_PROXY
と$HTTPS_PROXY
は他のアプリケーションも参照する場合があり、設定したことを忘れていると意図しない挙動を発生させることもある - このページの方法はscoopに閉じた設定となっているため他に影響を及ぼすことがなく安心して利用可能