FirebaseのUserPropertiesを使ってできることのまとめと
ユーザプロパティを変更した場合の挙動についての検証
ユーザプロパティを使ってできること
- イベントデータをプロパティでフィルタする:PVイベントをフィルタして、通知をONにしている人のPVイベントを見る
- プロパティでユーザを分類、グループ化する: 通知をONにしているユーザ、通知をOFFにしているユーザで分類する
- 分類したユーザリストを使って特定のユーザに何かする: 購入歴ありのユーザリストにのみに通知を送る。
ユーザプロパティを設定すると具体的にどうなるのか
- 自動的にユーザプロパティで分類したユーザリストが作られる
- アナリティクスのイベントデータに設定したユーザプロパティ情報が含まれる
ユーザプロパティを変更した場合の挙動を検証
アイテムの購入歴を表すユーザプロパティ"have_purchased"
を定義
購入経験が「ない」から「ある」に変わった場合にどうなるのか。
"have_purchased" = false
を"have_purchased" = true
とする
アナリティクスイベント
PVイベントなどイベントデータに含まれるユーザプロパティは過去に遡って変更されることはない: (DebugView上の表示での確認。TODO:反映されたら生データを確認する)
過去のイベントには"have_purchased" = false
、変更後のイベントには"have_purchased" = true
が設定されている
"have_purchased" = false
から"have_purchased" = true
に変更して変更前後のイベント情報を確認する
下のように"have_purchased" = true
とした後のプロパティは当然"have_purchased" = true
となる
"have_purchased" = true
とする前のプロパティは falseとなっているので
過去のイベント分はプロパティを変更してもそのまま
ユーザリスト
- プロパティを変更すると最新のプロパティに基づいて分類される
- 以前は購入したことがなかったが、その後購入したという時。購入したことがないユーザかつ、購入したことがあるユーザというように二重にリストに参加することにはならない。
検証した内容
"have_purchased" = false
に設定。通知を送る
未購入ユーザリストへ通知する | 購入ユーザリストへ通知する |
---|---|
届く | 届かない |
プロパティを変更する
"have_purchased" = true
に設定を変更
未購入ユーザリストへ通知する | 購入ユーザリストへ通知する |
---|---|
届かない | 届く |
最新のユーザプロパティで正しく分類され通知が送られている。
memo
DebugView上でUserPropertyの変更の反映が少し遅い。
プロパティを変更しても表示上は古い情報のままだったりする。
通知では正しく分類されているので表示の問題のみで、ユーザリストの更新は即時にされている様子。