この記事は、Eclipse でバッチ処理を作成後、jarファイルを作成して、バッチ処理が動くようにする為の手順について、記載したものです。
まず、最初にやってみてうまくいかなかった方法を記載します。この方法で jar ファイルを作成しても、中途半端に動作するので、一瞬うまく動作しているのかと思いましたが、ジョブやタスクが実行されず、終了してしまいます。簡単な手順は以下になります。
(1) Eclipse のパッケージエクスプローラでプロジェクトを選択して、右クリックする。
(2) エクスポート->実行可能jarファイル->そのままウィザードを進めて、jarファイルを作成する。
出来上がったjarファイルを java -jar BatchTestApp.jar で実行してみます。
SPRINGは起動していますが、ジョブやタスクが処理されず、終了しています。
ここでも、いろいろ試行錯誤しましたが、どうやら jarファイルの作成方法が違っていたようです。
以下の手順で実行していきます。
(1) mvnw.cmd clean を実行します。
(2) mvnw.cmd package を実行します。
pom.xml に記載されている jar ファイルがダウンロードされます。少し時間がかかります。
(3) mvnw.cmd package を実行します。
targetディレクトリが作成されて、その中に pom.xml で定義されている、jarファイルが作成されます。
(4) java -jar BatchTestApp-0.0.1-SNAPSHOT.jar を実行します。
今度は SPRING が起動した後、ジョブやタスクも正常に起動されています。