最近、AI画像生成を使ってブログのアイキャッチやSNS用の画像を作る機会が増えました。
一方で、生成した画像や昔の写真を使っていると、
- 画像の解像度が足りない
- 拡大すると細部がぼやける
- 小さい画像を大きく使いたい
- 古い写真をもう少しきれいにしたい
といった問題に遭遇することがあります。
単純に画像サイズを変更するだけでは、ピクセルが引き伸ばされるだけなので、細部がきれいになるわけではありません。
そこで今回は、ブラウザ上で利用できるAI画像高画質化ツールを使って、実際に低解像度の画像をアップスケールしてみました。
AIによる画像高画質化とは?
一般的な画像の拡大では、元画像のピクセル情報を補間してサイズを大きくします。
例えば、1000×1000pxの画像を2000×2000pxに拡大した場合、単純なリサイズでは元画像に存在しなかった細かな情報を新しく作ることはできません。
そのため、
「画像のサイズは大きくなったけど、なんとなくぼやけている」
という結果になりやすいです。
AIアップスケーリングでは、画像内のパターンやエッジ、テクスチャなどを分析し、元画像には明確に存在しなかったディテールを推定しながら高解像度の画像を生成します。
もちろん、AIが元画像の完全な情報を復元できるわけではありません。
ただ、写真やイラストなどでは、従来の単純なリサイズより自然な結果になるケースがあります。
実際にAI Upscalerを使ってみる
今回試したのは、ブラウザから利用できる AI Image Upscaler です。
インストールは必要なく、画像をアップロードするだけで使えます。
対応している画像形式はJPG、PNG、WebPで、最大10MBの画像をアップロードできます。
画面上では、以下のような処理を選択できます。
- Upscale
- Enhance
- Unblur
- Face Enhance
- Old Photo
- Text Enhance
単純に画像を大きくしたい場合は「Upscale」を選択します。
操作方法
使い方はかなりシンプルでした。
1. 画像をアップロード
まず、低解像度の画像をアップロードします。
ドラッグ&ドロップにも対応しているので、PCからそのまま画像を投入できます。
2. 拡大倍率を選択
次にアップスケール倍率を選択します。
用途に応じて2倍や4倍などから選択できます。
例えば、
元画像:800 × 800 px
2x → 1600 × 1600 px
4x → 3200 × 3200 px
というイメージです。
大きく印刷したい場合や、Webサイトで大きな画像として使いたい場合には、4倍アップスケールが便利です。
3. AIで処理
あとは生成ボタンを押して処理を開始します。
処理が完了すると、元画像と高画質化後の画像を比較できます。
個人的には、この「Before / After」を直接比較できるのが便利だと感じました。
どんな画像に向いている?
AIによる高画質化は、特に以下のような画像で使いやすいと思います。
古い写真
昔撮影した写真は、現在のスマートフォンで撮影した写真と比べると解像度が低いことがあります。
こうした写真を大きなサイズで保存したり、印刷したりする場合にAIアップスケーリングを利用できます。
SNS用画像
SNSではスマートフォンで画像を見ることが多いため、画像の鮮明さは意外と重要です。
元画像が小さい場合でも、投稿前にアップスケールしておけば、拡大表示されたときのぼやけを抑えられます。
ブログ・Webサイト
ブログのアイキャッチや記事内の画像にも利用できます。
特に、昔作った画像素材を現在のWebサイトで再利用したい場合、
「元データが小さすぎて使えない」
という問題を解決する方法の一つになります。
ECの商品画像
商品写真の一部分を大きく見せたい場合にも便利です。
例えば、元画像が小さくて商品のディテールが分かりにくい場合、AIによる高画質化で画像を拡大してから利用できます。
AIアップスケーリングで注意したいこと
便利な一方で、AIによる高画質化には注意点もあります。
一番重要なのは、
「AIは失われた情報を完全に復元しているわけではない」
ということです。
例えば、元画像にほとんど情報がない部分について、AIが周囲の情報から自然に見えるディテールを生成することがあります。
そのため、
- 顔
- 文字
- 細かな模様
- 商品の細部
- 建築物のディテール
などは、アップスケール後の画像を一度確認したほうがいいでしょう。
特に文字入りの画像では、文字が微妙に変化してしまう可能性があります。
「元画像を完全に復元する」というより、
「低解像度の画像から、より自然な高解像度画像を作る」
と考えたほうが分かりやすいと思います。
普通の画像リサイズとの違い
簡単に整理すると、以下のような違いがあります。
| 方法 | 画像サイズ | ディテール補完 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 通常のリサイズ | 大きくできる | ほぼなし | サイズ変更 |
| シャープ処理 | 大きくできる | なし | 輪郭を強調 |
| AIアップスケール | 大きくできる | AIによる推定 | 高画質化 |
もちろん、AIアップスケールがすべてのケースで優れているわけではありません。
単純に画像サイズだけ変更したいのであれば、通常の画像編集ソフトで十分です。
一方で、
「小さい画像をできるだけ自然に大きくしたい」
という場合は、AIアップスケーリングを試してみる価値があります。
まとめ
AI画像生成が普及したことで、「画像を作る」だけではなく、
- 画像を拡大する
- ぼやけを改善する
- 古い写真を復元する
- 顔のディテールを改善する
- Web用画像を高画質化する
といった画像処理にもAIを使う機会が増えています。
特に、元画像のサイズが小さくて困っている場合は、まずAIアップスケーラーを試してみるとよいと思います。
今回試した AI Image Upscaler はブラウザだけで利用でき、画像をアップロードして倍率を選択するだけなので、ちょっとした画像の高画質化を試したいときには手軽な選択肢です。
画像編集ソフトをインストールするほどではないけれど、「この画像、もう少しきれいにできないかな?」というときに、一度AIアップスケーリングを試してみるのも面白いと思います。
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