VPPでSRv6を動かしたメモ

1.はじめに
2.VPPインストール
3.VPP起動確認
4.VPP設定
5.動作確認 - パケットを見てみよう
6.まとめ

はじめに

イベントで、VPPを使ったSRv6のデモを実施したので、その覚書となります。
SRv6については、以下のリンクに資料がありますので、ご参照ください。
Segment Routingチュートリアル

VPPインストール

確認は、すべて仮想マシン上で実施しています。

OSは、ubuntu-16.04.3を使用
VPPのインストールは以下のリンクを参考にしています。
VPP Install Ubuntu/Debian

VPPのバージョンは、18.01を選択してみました。

特にはまることもなくインストールは終了しました。

VPP起動

VPP3:~$ sudo vppctl
vpp#
vpp# show version
vpp v18.01-rc1~13-g9a5e61d~b17 built by jenkins on ubuntu1604-basebuild-8c-32g-363 at Wed Jan 10 19:50:03 UTC 2018

I/Fの状況を確認

vpp# show interface
Name Idx State Counter Count
GigabitEthernet13/0/0 2 down
GigabitEthernetb/0/0 1 down
local0 0 down

VPP設定：

今回は、以下のような構成で試験をしてみました。

SRv6に関連するVPPの設定は以下の通りです

VPP1設定

sr policy add bsid A1::A3 next A2::1 next A3::1 insert
sr steer l3 1100::a/64 via sr policy bsid A1::A3
sr localsid address A1::1 behavior end psp

VPP2設定

sr localsid address A2::1 behavior end

VPP3設定

sr policy add bsid A3::A1 next A2::1 next A1::1 insert
sr steer l3 1000::a/64 via sr policy bsid A3::A1
sr localsid address A3::1 behavior end　psp

動作確認 - パケットを見てみよう

Site-A:
Site-A#ping 1100::1
Type escape sequence to abort.
Sending 5, 100-byte ICMP Echos to 1100::1, timeout is 2 seconds:
!!!!!
Success rate is 100 percent (5/5), round-trip min/avg/max = 12/36/49 ms
Site-A#

VPP1 - VPP2間

VPP2 - VPP3間

まとめ

SRv6の動作をVPPを使って確認することができました。
いろいろなユースケースが提案されていますので、今後に期待です。