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はじめに

こんにちは、本田技研工業遠野です。
ソフトウェア内製化チームでQAエンジニアをしています。(QA=Quality Assurance、品質保証)

先日、ソフトウェアテストのシンポジウム”JaSST'24 Tokai”へ参加してきました。

JaSST'24 Tokaiについて

開催概要はこちら

それぞれのセッションに参加しました。

  • オープニング
  • スポンサーセッション
  • 基調講演
  • ライトニングトーク
  • 特別講演
  • ワークショップ
  • クロージング

最後のセッションは4つに分かれていたのですが、
わたしはワークショップの
【テスト設計初心者向け】テスト観点からテストケースを作ってみよう!
を選択しました

本記事は、基調講演についてレポートします。

基調講演:組織にテストを書く文化を根付かせる戦略

講演資料が公開されています。

講演の内容は最後のスライドにもまとまっているので、ここではわたしが
また思い出したい内容や、感想について話します。

組織とソフトウェア

調査結果と、厳しい現実については他人事とは思えませんでした。
エリートのほうがスピートが速く質も高い、ローパーフォーマーはソフトウェアを外注している傾向がある旨などは特に覚えておきたいです。

また、前半の話からは「速さ」が大切だと思い聞いていました。
これまでは、品質がいいものをつくりたい、そのためにはまず試してみることが大切だ、と漠然と捉えていて
速いかどうかはそこまで気にしていませんでした。
上手い組織はみんな速いと聞いてしまったら、同じようにやりたくなってきましたね!(日本人です)

それはさておき「速さ」はモチベーションにしやすそうだと個人的には思います。
品質に取り組むときの観点としてもっておきたいです。

組織に根付かせるための作戦

人事評価と、「新人」教育については正直少し遠い話だと思っています。
一方で、すでにいる人たちへ対する「実際の例を使って」話す作戦は
いまの組織に合いそうだと思いました。
自社の事例として伝えられるよう考えてみようと思います。

技術が文化に影響を与える

自チーム(Hondaソフトウェア内製化チーム)はわたしも含めて中途入社のメンバーが多いので、文化をつくっていきやすい環境かもしれません。
とはいえまだまだ「ソフト」ではない、ハードなソフトウェアであるのが現状なので、
よいツール、よい考え方を使いながらよい文化をつくっていきたいですね。

おわりに

「スピード」というヒントを得られたことが個人的には大きな収穫となりました。
また、能力は外注できない、上手くなるしかない、というところも頭の中に響いています。
大きな文化形成もまず手元の一歩だと思うので、目の前の担当プロジェクトとともに成長していきたいです。

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