経緯
普通に使っていたiPadがある日突然、画面が真っ黒になって反応しなくなりました。
直前の5分前まで普通に使えていたにもかかわらずです。
画面がつかなくなったため、まずは強制再起動を試みましたが画面には何も映らず...
そこから手探りで復旧を試みた経緯と、最終的に解決に至った手順を自分の備忘+もし同じような状況に陥った方の役に立てばと思い書こうと思います。
先に結論
- 文鎮化してどうしようもなくなったら、完全放電を試してみる価値はある
- いつデータがなくなるか分からないので、日頃のバックアップは本当に大事
それでは、実際に行った対応や検証について書いていこうと思います。
まずは強制再起動
画面が映らないため、Apple公式の強制再起動の手順を試しましたがうんともすんとも言わず。
Macに接続しての確認とエラー発生
Macに接続し、再度強制再起動を試したところFinder上でiPadが認識されました。ただし、iPad本体の画面は真っ暗なままです。
リカバリモードで認識されていたため、まずは「アップデート」を試みましたが、**不明なエラー75(067E.004B)**が発生して失敗。
次に「復元」を試してみたものの、ファームウェアの更新段階まで進んだところでFinder上のプログレスバーが止まってしまいました。
以下のような切り分けを行いましたが、状況は変わりませんでした。
- Macの再起動
- Mac側の接続ポートの変更
- 接続ケーブルをApple純正のType-Cケーブルに変更
充電器による通電・再起動の確認
画面がずっと真っ暗なため「本当に再起動処理が走っているのか?」が不安になり、消費電力がリアルタイム表示される充電器に挿した状態で強制再起動を行ってみました。
すると、あるタイミングで表示が「0W」になり、再び数値が上がっていく挙動を確認できたため、内部的には再起動処理が行われていること自体は把握できました。
ただ、充電速度は5W固定で止まっている状態でした。
Appleサポートへの問い合わせ
自力での対応に限界を感じ、Appleのチャットサポートへ問い合わせました。
通常はAIアシスタントが初期対応して修理を促してきますが、チャットで「オペレーターにつないで」と入力することで対人のチャットサポートに繋ぐことができました。
ここまで試した内容(Mac接続でのアップデート・復元失敗、エラーコード等)を伝えたところ、以下の回答を得ました。
- ハードウェア不良の可能性が高い
- 店舗への持ち込みで復元を試すことも可能(ただし特殊な復元ではなく、別端末のMacで試す程度)
- 修理対応となった場合の費用は9万円強
修理費用を見て、一旦持ち帰って別の手段を考えることにしました。
完全放電の実施とiPhoneを使った放電促進
画面表示は一切出ないものの、充電の反応(5W給電)やFiderで認識できているところから「バッテリーは生きているが、内部状態がフリーズ・固着しているのでは?」と考え、完全放電を試すことにしました。
しかし、普通に放置しているだけでは放電に時間がかかります。
そこで「iPadは他の機器への給電(モバイルバッテリー代わり)ができる」ことを思い出し、iPadにiPhoneを接続しiPhoneへ給電させることで放電を早めました。
復活と復元成功
翌日、iPadの電源ボタンを長押したところ、画面に**リカバリモード(ケーブル接続を促す画面)**が表示されました!画面が映っただけでも大きな進展です。
再度Macに接続し、まずは「アップデート」を試しましたが、こちらは変わらず同じエラーで失敗。
ダメ元で「復元」を試したところ……見事成功しました!
その後はバックアップからリストアを行いました。
ただ、直近のバックアップを取っていなかったため、以前使っていた古いiPadのデータ(約3年前)からのリストアとなってしまいました……。本当にバックアップは大事だと痛感しました。
最後に
突然画面が真っ黒になり、しかも購入してからちょうど1年が経過したばかりで、メーカー保証も切れたばかり...修理費9万円強を覚悟した時は絶望しましたが、完全放電によって無事に復旧させることができました。
システムやハードウェアが中途半端な状態になって固まっている場合、完全放電で内部状態をリセットすることで有効なケースがあるようです。
同じように画面が映らず詰まってしまった方は、諦めて修理へ出す前に一度「他端末を繋いでの高速完全放電」を試してみるのもアリかもしれません。
そして当たり前のことですが、バックアップは普段からきちんと取得しましょう。