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エンジニア採用の知識0から採用担当として 今までやってきたこと

Last updated at Posted at 2020-12-09

この記事は ウェブクルーAdvent Calendar 202010日目の記事です。
昨日は同じ人事の @ask3912 さんのweb会議・web面接をちょっとよくするコツ!でした。

はじめに

私は、ウェブクルーで中途採用担当をしている通りすがりの@tomoyuki-matsudaです。
ひょんなことからからアドベントカレンダーを書くことになり筆を走らせています。
何を書くか迷いますが、ウェブクルーに入社してもうすぐ2年となり、思えば数多くの技術職の中途採用に携わってきたので、振り返りも兼ねて、表題の内容を書きたいと思います。
転職や異動で人事になったばっかりの方の参考になればと思います。
エンジニアの皆さんは、技術的なことは書けないので、箸休め的な感じでご覧頂ければ嬉しいです。

入社当初は

エンジニア採用のレベルで言うと1レベルぐらいだったと思いますw
冗談抜きに言うと「社内にいるエンジニアの人は全員社内SEっていう職種で、全員同じ仕事してるんだ」って思っちゃってるレベルです。みんな「Java Script」を略して「Java」と言ってると思っていたくらいで、今振り返るとすごく恥ずかしい思い出ですw
前職は転職エージェントの仕事をしていましたが、エンジニアの求人は企業から紹介依頼されても、アレルギー反応を起こすくらい苦手だったので、やりませんでしたwもう時効だと思いますw

なぜエンジニア採用に挑戦しようと思ったのか

今はコロナの影響もあり、エンジニアの求人倍率は今年4月を境に下がり始め、10月の数値では6倍まで下がっていますが(これでも他の職種より高いです)、私が入社した頃は、エンジニアの求人倍率は10倍近い数値で推移していました。

※有効求人倍率は、求職者1人に対して、何人分の求人があったかを示すもので、10倍だと1名に対して10件の求人があり、求職者側が選べる選択肢が多いということになります。

image.png
引用:転職求人倍率レポート

これだけ世の中から必要とされている職種の採用が出来るようにならなければ、人事としてのキャリアの幅が広がらなさそうだし、避けては通れないなと思って挑戦することに決めました。

入社後の壁

挑戦を決めて意気込んで入社するも、新しいことを始める時あるあるの、「何がわからないのかわからない問題」に直面しました。求人の話をしてくれても、相手側もどのくらい噛み砕いて話せば伝わるのかがわからず、私もどれくらい噛み砕いて話してもらえれば理解できるのかもわからず、とりあえず「Java3年」だけ記憶に残り、採用する人がどんな仕事をして、会社にどんな影響を与えるのかは理解できず、表面的な要件しか理解することができませんでした。

解決策~インプットとアウトプット~

そんな中で、今振り返ってみてこの状況を解決できた要因をまとめると下記4つになります。
大切なポイントはインプットとアウトプットです。

①エンジニア採用担当者向けの勉強会・セミナーに参加
②社内でのエンジニア勉強会に参加
③エンジニア達のSlackのtimesに参加
④書類選考担当者と、スカウト人材の擦り合わせ

①エンジニア採用担当者向けの勉強会・セミナーに参加

最近全体的に開催が減った気がしますが、2年前くらいは結構な頻度で開催していました。参加したセミナーの中でも特に勉強になったのが、LAPRAS株式会社(エンジニアのスカウトサービス運営)が主催の「人事向けエンジニアリング勉強会」でした。色んな内容あったので、全部で5回くらい参加しました。
セミナーの内容が本になっているので、これからエンジニア採用を担当される方は必読ですし、エンジニアの方が読んでも面白いと思います。

参考:作るもの・作る人・作り方から学ぶ 採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本

ここで、学んだことを元にエンジニアの方々に質問させて頂きました。
例えば、「セミナーで学んできたんですけど、この仕事内容ってうちだと、どの職種が担当してますか?」や、「うちでもこんな作り方してるんですか?」など、答える側も質問が明確なので答えやすいですし、質問するか側も、知りたいことが明確なので理解しやすい。特に同じ職種名なのに、会社によって対応する守備範囲が異なっていたりします。

これにより、「何がわからないのかわからない問題」が解決できますし、質問したこと以外の関連することの教えてもらえたりと、これによりどんどん知識も深まっていき、エンジニアの方々とのコミュニケーション量も増やすことができるので、良いことしかありません。

余談ですが、ウェブクルーに入社するまでは、勝手なイメージでエンジニアの方々ってクールで職人気質な方々が多いイメージを持ってましたが、話すとみんな丁寧に教えてくれます。そして、技術の話してる時、めちゃめちゃ楽しそうですw
ウェブクルーにはイイ人めっちゃ多いです(さり気なくアピールするw)

②社内でのエンジニア勉強会に参加

不定期ですが、ウェブクルーではエンジニアの方が講師になって他のエンジニア向けの勉強会が開催されています。エンジニア向けの勉強会なので、正直内容はわかりませんが、今流行っていることだったり、情報のキャッチアップをすることができます。エンジニアに対してもエンジニア採用頑張ってる風に見せられますよw

候補者の書類を見てたら「この前に勉強会で言ってたこと経験してる」など、結構あります。初めて見るものより、何となくでも一度でも聞いたことある内容の方が吸収が早いですし、見つけた時面白いですw

③エンジニア達のSlackのtimesに参加

ウェブクルーでは、それぞれtimesがあるので、そこで毎日の勤怠や業務連絡、わからないことに助けを求める、お互いアドバイスし合う、雑談など自由に発信しています。個人的には現場で今行っていることをリアルタイムで知ることができるので、情報の宝庫だったりします。ここでも気になる事は、直接聞きに行ったりSlackで質問したり毎日が勉強になります。

④書類選考担当者と、スカウト人材の擦り合わせ

こちらは、全体像が掴めて、少しレベルが上がってからだとより効果的です。4つの中で一番具体的に話ができるので、深く理解することができます。

(スカウトサービスを利用している企業の方に限りますが、)
具体的には・・・

・予めデータベースから対象になりそうな人材を抽出
          ▼
・書類選考担当と一緒に抽出した候補者の経歴を確認
          ▼
・良い理由と、NGな理由をその場で貰う

という流れです。
※頻度は1週間に1回1時間で15~20名程度を一緒に確認していました。

メリットはその場で、理由を深堀して確認できるので、求める人物像や、これまでの経験などが、立体化していきます。

最後は答え合わせとして、擦り合わせた情報を元に、書類選考依頼した候補者が通過するか否かを自分なりに、勘じゃなくて根拠を持って事前に考えます。

予想通りに通過すれば、認識が合っているので問題なしですが、通過すると思っていたのに、お見送りになってしまったり、逆の場合も同様で、その場合は理由を再度確認して認識を修正します。

スカウトサービスは利用していない企業の場合、書類選考を担当者にその場でしてもらってフィードバックを貰うのもありです。(書類選考はスピードが命なので、この場合は頻繁に行った方が良いです)

まとめ

どんな仕事にも共通して言えることですが、自分でインプットしたことを、アウトプットすることって大事ですね。理解が深まります。そしてわからなければ、わからないから教えて下さいって素直に言える謙虚な姿勢も。わかったふりして間違って理解している方がよっぽどカッコ悪いですしw

ここまで学べたのも、色々教えてくれる優しいエンジニアの方々のおかげだと思います。
そんなエンジニア達と一緒に働きたい方を募集中です!(人事なので一応告知)

開発エンジニア

フロントエンドエンジニア

デザイナー

ウェブクルーが丸わかり<解体新書>


明日は、2年目のジンクスなんて何処吹く風のエンジニア@verdoyant君がscalafmtについて書いてくれます!

乞うご期待!!!

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