今日は、個人開発のプロトタイプの公開や、未経験の方であればポートフォリオ(就職活動のときに使うポートフォリオ)の公開に最適な、完全無料で始められるVPS「Xserver VPS」について紹介したいと思います。開発やテストの用途を超えて、実運用にも使える仕様になっています。
本当に完全無料で使える
こちらの一番の特徴は、本当に完全無料だということです。私も実際に使っているのですが、何の隠し事もなく、完全に無料で使えます。
また、ドメインも無料で使えるので、ドメインを人に共有するようなアプリでも問題なく使うことができます。
無料でもスペックは十分
無料だからといってスペックが低いわけでもありません。アプリのプロトタイプやポートフォリオの用途であれば、もう十分すぎるくらいのスペックで使うことができます。
プランとしてはメモリが2GBと4GBの2つが用意されていて、それぞれCPUが2コアと3コア、ストレージは30GBです。これらが初期費用もかからず、本当に無料で使えます。
無料の代わりに「契約更新」が必要
ただし、無料である代わりに契約更新という作業が必要になります。
契約更新は、Xserver VPSの管理画面にログインして更新ボタンを押すだけです。1分ほどで終わる作業なので、そんなに苦にはならないと思います。更新のタイミングは、2GBプランだと4日ごと、4GBプランだと2日ごとです。
これがちょっと面倒ではあるのですが、無料なので文句は言えませんよね。私もプロトタイプの公開に使っていますが、スペックは無料とは思えないくらい十分なものなので、これは使わない手はないと思います。
更新を忘れるとデータは消える
ただし注意点があります。私自身、契約更新を1日遅れてしまったことがあるのですが、そのときに見てみたら、もう完全にデータが吹き飛んでいました。
これは契約更新しなかった私が悪いので、Xserver VPSのせいではありません。なので、消えて困るようなものは置いておかない方が良いです。あくまでプロトタイプやポートフォリオ用途と割り切るのが良いと思います。
もし消えてはまずいものがある場合は、ソースコードであればGitHubに保存しておけば良いですし、データベースの中身も、このXserver VPS上ではなく、たとえばS3やCloudflareのR2などに、毎日cronでスクリプトを起動して保存しておくといった対策を取っておくと良いと思います。
エンジニア界隈では無料で使えるPaaSなどの情報が定期的に出回りますが、なかなかXserver VPSは取り上げられません。とても良いサービスなので、使わない手はないです。
デプロイにはKamalがおすすめ
では、デプロイ・公開はどうしているのか。私はKamal(カマル)というDockerコンテナのデプロイツールを使っています。
Kamalを使えば、SSHさえできればコマンド1つでデプロイができるので、VPSへのデプロイにとても最適なツールです。RubyやRailsであればもちろん、そうでなくても、SQLiteであればファイルベースで非常に簡単にインストールできますし、必要なものはアクセサリーという形でアプリケーションと同時に簡単に立ち上げることができます。
Xserver VPSに限らず、VPSへのデプロイには非常にマッチするツールなので、ぜひXserver VPSと合わせてKamalも使ってみてほしいと思います。