プレビュー機能 - SharePoint リストで作成とは
あっという間にSharePoint リストからDataverseに移行が完了するPower Appsの新機能です。
Dataverseを使ってみたいけど、SPOに既存のデータがあり、乗り換えが大変...と足踏みしていた皆様に朗報です。
本記事は、Dataverseテーブルの作成方法の『SharePoint リストで作成(Create with SharePoint list)』の使用手順および仕様について記載しております。
機能概要
・ SPOリストの既存データからDataverseテーブルを少ない操作で作成・コピー
・ SPOリストのデータ種類(型)をサポート ※一部のデータ種類・型は非サポート
・ スキーマ名などの項目も自動生成
活用のメリット
・ 開発コスト:既存のデータの再利用により、ゼロからの開発に比べてコストを削減
・ 一元管理:Dataverseへのデータ移行により、データを一箇所に集約可能
操作手順
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Power Appsポータルより[テーブル]-[Create with SharePoint list]をクリックします
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SharePointサイトを選択します。サイトURLを入力するか、もしくは、[最近利用したサイト]からSharePointのサイトを選択します
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対象のリストを選択します
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[次へ]をクリックします
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SPOリストのデータの種類やレコードを引き継いだ状態でDataverseテーブルのプレビューを確認します※一部のデータ種類・型は非サポート
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必要に応じて、テーブルのプロパティや列のプロパティを変更します
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テーブル・列のプロパティの編集が完了したら、[作成]をクリックし、Dataverseテーブルを作成します
データの種類(型)のサポート状況
『SharePoint リストで作成(Create with SharePoint list)』を利用して、Dataverseテーブルを作成した場合、サポートされるデータの種類(型)は下記のとおりです。
仕様上、サポートされていない型があるため、Dataverseテーブルを作成後にPower Automate等を利用してデータのインポートを検討する必要がある
まとめ
あっという間にSharePoint リストからDataverseに移行が完了するPower Appsの新機能です。
Dataverseを使ってみたいけど、SPOに既存のデータがあり、乗り換えが大変...と足踏みしていた皆様、ぜひお使いくださいー!