📌 目次
★前提
IBM i のファイルシステムは概念的には以下のイメージのようになっており
本資料では赤字のライブラリファイルシステムついての説明となります
IBM i ライブラリについて
IBM i のライブラリ管理は、UninxやWindowsのようにフォルダ(ディレクトリ)とファイルによる多階層のツリー構造ではなく
オブジェクト指向のライブラリファイルシステムとなっています。
ライブラリファイルシステムでは
プログラムや物理・論理ファイルなどのオブジェクトを格納・管理する単位として
ライブラリ(Library)と呼ばれる物理的な入れ物を使用します。
各ライブラリは、オブジェクトを分類・管理するための役割を持っているため
一意の名前をもつ必要があります。(同じ名前はNG)
IBM i 提供ライブラリの種類
IBM提供ライブラリとは、IBMがあらかじめ用意・提供している標準のライブラリであり
OSの基本機能やユーティリティ、コマンドなどを格納している重要なシステムライブラリ群です。
以下にIBM提供ライブラリの一覧と簡単な説明を記載します。
●QSYS システムライブラリ
IBM i のオペレーティングシステムの基本的な部分となるライブラリ
システム全体の管理や運用に必要なオブジェクトが格納されています
ユーザーがライブラリを作成する時は全てQSYS配下に作成されます

●QHLPSYS ヘルプシステムライブラリ
IBM i のヘルプテキストやドキュメントが格納されているライブラリ
ユーザーがシステムの使用方法やコマンドの紹介を確認するために使用します
●QUSRSYS ユーザーシステムライブラリ
ユーザーが作成したオブジェクトやデータが格納されているライブラリ
ユーザーごとにカスタマイズされた設定やデータが保存されます
●QGPL 汎用ライブラリ
ユーザーが作成した汎用のメッセージやワークファイルが格納されているライブラリ
多くのユーザーやアプリケーションが共通して使用します
●QTEMP 一時保存ライブラリ
各ジョブ(セッション)に対して 一時的にオブジェクトが格納されるライブラリ
ジョブが終了すると、このライブラリ内のオブジェクトは自動的に削除されます
ライブラリ作成時の注意点など
■ライブラリ作成時は同じ名前のライブラリは作成NG
IBM i のライブラリファイルシステムでは他のWindows系とは違い
階層を持たず横並びのため、同じ名前を持つライブラリは作成できません!

■ライブラリの中にライブラリを作成することは出来ない
IBM i のライブラリファイルシステムでは他のWindows系とは違い
階層を持たず横並びのため、同じ名前を持つライブラリは作成できません!


