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AWSのAIサービスのオプトアウト(Opt-Out)設定について

Last updated at Posted at 2024-08-28

はじめに

AWSは、サービス改善や品質向上のために、ユーザーのリソース使用状況やメタデータを収集することがあります。
AWSではデータが利用されないようにするため、オプトアウト(Opt-out)を設定することが可能です。
今回はAIサービスのオプトアウト設定をしてみたいと思います。

前提

・AWSアカウントがあること(Organaizationを操作出来る権限があること)

やること

本記事はAIサービスのオプトアウトのポリシーを特定のアカウントにアタッチする手順になります。
手順は以下になります。
1.AWS OrganizationsでAI サービスのオプトアウトポリシーを有効化する
2.オプトアウトポリシーを作成し、アカウントにアタッチする

1.AWS OrganizationsでAI サービスのオプトアウトポリシーを有効化する

AWSコンソールの検索窓で「Organizations」を検索します。
「Organizations」の画面で「ポリシー」を選択します。
「AIサービスのオプトアウトポリシー」を選択します。
スクリーンショット 2024-08-25 155757.png

「AIサービスのオプトアウトポリシーを有効にする」を押下します。
スクリーンショット 2024-08-25 155806.png
ポリシーの画面に戻ると「AIサービスのオプトアウトポリシー」が有効になったことが確認できます。
sute-tasu .png

次にメニューから「AWSコンソールアカウント」を押下します。
対象のアカウントを押下します。
対象のアカウント.png

アカウントの画面で「ポリシー」タグを押下し「アタッチ」を押下します。
アタッチ.png
ポリシー作成に進みます。

2.オプトアウトポリシーを作成し、アカウントにアタッチする

「ポリシーを作成」を押下します。
ポリシーを作成.png
「新しいAIサービスのオプトアウトポリシーを作成」画面でポリシーを作成します。
ポリシー名を入力します。
新しいAIサービスのオプトアウトポリシーを作成画面.png
それ以外はデフォルトのままです。
JSONに適用したいポリシーを入力します。
今回は「デフォルトで全ての機能やデータ収集からオプトアウト(利用しない、または拒否)する設定」を行います。
以下のコードを貼り付け「ポリシーの作成」を押下します。

{
    "services": {
        "default": {
            "opt_out_policy": {
                "@@assign": "optOut"
            }
        }
   }
}

作成したポリシーにチェックを入れ「ポリシーのアタッチ」を押下します。
スクリーンショット 2024-08-25 162347.png

対象のアカウントの「ポリシー」タグの「適用されたポリシー」に先程作成したポリシーがアタッチされていることを確認します。
porisi- .png

設定はこれで完了です。
なお「デタッチ」の際はこの画面で対象のポリシーを選択し「デタッチ」を押下すればデタッチされます。

確認

AIポリシーが適用できているか確認します。
オプトアウトを設定したアカウントの「ポリシー」タブで「このAWSアカウントの有効なAIポリシーを表示する」を押下します。
有効なAIポリシー.png
ポリシーが有効になっていることが確認ができます。
AIポリシー有効確認画面.png

まとめ

普段はあまり意識することが無い設定かもしれませんが、設定が必要な際は参考にしていただければ幸いです。

参考資料

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