#落合博満がtoioを使うなら。
この記事は、2021年の toio のアドベントカレンダー の 2日目の記事です。
今回は落合博満がtoioを使うなら。を想像して書くとします。
テンションは toio™サッカー誕生のアレコレの李忠成のようなテンションで書いております。
落合氏は私が小学生高学年の2004年くらいから高校生卒業の2011年まで中日ドラゴンズで監督として君臨した名将であり、年末年始に和歌山の落合博満記念館に足を運ぶとなんとご本人が接客され、色んな話しを赤裸々にしてくれるしコーヒも入れてくれる。(2021年12月は改装中の為閉館中) 色んなキャラクターを持つオレ流である。
その時の写真。(まさかQiitaに落合さんをアップロードしてしまうとは)
※一応ご本人には撮影時SNS等にアップする事の許可は頂いております。
##前置き
最近宮城の登米市という所を本拠地にしており、toioのようなガジェットが身の回りで出会うケースがもっぱら減った。今回はtoioがこんな風に一般的にしれっと役に立つかも知れないアイデアを書いていきます。
##落合氏の無表情が好きだ
落合氏といえば、無表情。例えばチームの選手がホームランを打っても、エラーをしても顔色を変えないのだ。実際はイニング交代時に顔を変えていたそうだ。そして初期の2004年はアレックス・オチョアのサヨナラホームランで顔を変えていたりした。実際はオールスターで采配した際の落合氏がナチュラルなようだ。そんなナチュラルを隠して無表情でいれることがすごい。
##落合氏は腕を組んで指でサインを出していた。
とある講演会の質問時間でコアなファンが手をあげた。質問は「落合さんは無表情なのにどうやってサインを出していたのですか?何かそれらしい所をずっと試合中双眼鏡でみていたが何も本当に動いていなかったのですが」と。さすが講演会にくるだけあって変態である。一般の人からすれば、それが生きていく上で全く役に立たない事かもしれない。しかしこの一つの質問がこの記事の生まれるきっかけになるのである。落合氏は苦笑いしながらも「おれは腕を組んでいただろ? 腕を組んで隠れた指で1はバント、2はエンドライン。そんな感じでだしていたよ。3と4が見にくいって間違えてスクイズになった事もあったけどな」と。なるほどそれはわからない。そしてサインを出すコーチからしたらそれは見にくい。そんな形で常勝ドラゴンズは成り立っていたというのだ。
##そこに1つのtoioコアキューブがあるだろ?
落合氏がもしプログラミングやガジェットに興味があって、何か作れたとする。そしたら間違いなくtoioを選ぶだろう。toioには姿勢角検出を始めとした様々なイベントがある。何でも出来るtoioをシンプルに使うまさにオレ流である。そしてなにより腕を組んで手の中にtoioコアキューブは収まる。収まってしまう。
##Unityだよ。Unity。Unity!
「toioはただのおもちゃじゃない。お前らがそう思うのは無理はないけどオレはそんな単純に見ていないから。このコアキューブをな。」 と言いながら toio SDK for Unityを指差した。toioにはSDKがある。このSDKはシミュレータもあり、なんとMacのUnity EditorでPlay時にキューブと通信する等開発時にもやさしい。
##やるといいこと、やっちゃだめな事は仕様にすべて書いてあるだろ?
toio SDK for Unityはサンプルが非常に充実している。toio SDK for Unity ドキュメントではセットアップの流れややってはダメな事も書いてある、先程MacのUnity EditorでPlay時にキューブと通信できると書いたが、セットアップ時にしっかりバージョンに合わせてライブラリを読み込む必要がある。UniTask のインストールやMacBLE利用方法そしてスクリプトの依存関係はふとした時に忘れたり、手順を飛ばしてしまう恐れがある。何かうまく行かない時は原点に戻る、これもオレ流である。
##ネタが昨日と被っている?そういう日もあるよ。長いシーズンだからな。
センサーのイベントを検知のサンプルを見ると、姿勢のイベントは
// 姿勢イベント
// https://toio.github.io/toio-spec/docs/ble_sensor#姿勢検出
cube.poseCallback.AddListener("EventScene", OnPose);
こんな形で書いてある。いかにもシンプルだ。
さらに。制御のCASE文についてもサンプルがある。
public void OnPose(Cube c)
{
switch (cube.pose)
{
case Cube.PoseType.Up:
this.textPose.text = "Pose: Up";
break;
case Cube.PoseType.Down:
this.textPose.text = "Pose: Down";
break;
case Cube.PoseType.Front:
this.textPose.text = "Pose: Front";
break;
case Cube.PoseType.Back:
this.textPose.text = "Pose: Back";
break;
case Cube.PoseType.Right:
this.textPose.text = "Pose: Right";
break;
case Cube.PoseType.Left:
this.textPose.text = "Pose: Left";
break;
default:
this.textPose.text = "Pose: Up";
break;
}
}
##サインは4種類 例外もたまにあるけど4種類だよ。
落合氏は講演会で意味深にこう発言した。例外があるにしても4種類。
こんな感じで定義しているのではないか。
Cube.PoseType.Up サインなし
Cube.PoseType.Down バント
Cube.PoseType.Front バント(バスター)
Cube.PoseType.Back エンドラン
Cube.PoseType.Right 盗塁
Cube.PoseType.Left 待て
##ほら、出来るじゃないか。
こんな感じに仕組めば4種類のサインなんて簡単だ。手に握って上手く転がせばサインは無表情で出すことができる。草野球でも使える技だ、一番最初にサインを出す人間が表情にバントだのエンドランだの出ていたら草野球でもバツが悪い。
使い方
こんな形で軽く腕を絡めるスタイルや、脇に手を隠すスタイルをベースに悟られないようにサインを出そう。
※これは筆者の写真
もっと落合氏になるには
大人の都合で画像は貼れない…このブログでも見てくれ…
https://plaza.rakuten.co.jp/snowrun29/diary/201110180000/
キシリクリスタルを脇に置いておきましょう。これで落合氏がtoioを使うなら。の完全再現が完了です。
さいごに
という事でまずは登米市の草野球でtoioを使ってサインを出す儀をやりながら薄く広くtoioの認知度を上げていきたいと思います。もしかしたら新庄氏がtoioを転がしてサインを決める日が来るやも知れません。ドラベース。