こちらは #インフラ勉強会 Advent Calendar 2018 23日目の記事です。
これはJenkinsとOpenJDK 8とJava 11についての考察記事になります。
現在のJenkinsは Oracle JDK 8 / OpenJDK 8 を主軸として開発されています。しかしその Oracle JDK 8のLTSが2019年1月で期限切れとなります。この記事はOpenJDK 8終了以降、Jenkinsがどの方向に進むのかを占う記事です。
##読み始める前に
この記事はJenkinsの公式の発表ではありませんので多分に間違っている可能性もあります。
現在のJavaの状況
今まで無償で利用できていたOpenJDK 8が2019年1月以降LTSから外れます。ざっくり言うと今現在の主流の Java 8で動く製品の開発を今後も続ける場合
- JDKのサポート料金を払い使い続ける
- 無料で利用出来るJDKバイナリを使う(IBM、Amazon、MS等が提供予定)
この2択になってくると思われます。
もしも無償のOpenJDKを使いセキュアな製品のリリースを目指す場合、半年ごとのリリースサイクルに追従する必要があります。
##現在のJenkinsの状況
現在Jenkinsの開発はJava 8対応とJava 11対応が同時に行われています。Java 9、Java 10に関しては動作保証対象から外れています。
###JenkinsのJava対応のロードマップ
2018年12月18日にJenkinsコミュニティーのJava11対応チームによるJenkinsの今後のロードマップが示されました。
要約すると以下の通りになります。
- Java 11への移行テストを数ヶ月ほど前から始めた
- 今後2年から3年は Java 8とJava 11 両方を主軸に開発する
- Java 11に移行する環境が整ったらJava 11に完全移行する
- コミュニティーとしてはJava 8と直ちに決別するような急激な変化は望んでいない
つまり少なくとも 向こう2〜3年は現在と同じようにJenkinsが使える ものと思われます。
##あとがき
Jenkinsはこれからもずっと安心して使えます!
##参考サイト