はじめに 🌟
M5Paper Color を購入したので、さっそく「名札 + 温湿度表示」を作ってみました。
私はこれまで M5Paper(白黒)を使ってきたのですが、書き換え頻度が低い用途だとほぼ充電不要で運用できるのがとても気に入っていました。
今回カラー表示モデルが出たことで、見た目の表現力が上がるのはもちろん、SHT40 温湿度センサー内蔵という点にも惹かれて購入しました。
この記事では、購入動機から実装メモまでをコンパクトに共有します。
- 公式ドキュメント: M5Stack PaperColor
- ベースにした既存リポジトリ: tomokusaba/M5PaperNameTag
購入動機(白黒版との比較) 🧭
白黒の M5Paper でも名札用途は十分実用的でした。
ただ、次のような気持ちがずっとありました。
- 名札に少し色が入るだけで視認性や楽しさが上がりそう
- 温湿度を常時見える場所に出したい
- 低消費電力の良さはそのまま活かしたい
一方で、少し残念だった点もあります。M5Paper にはストラップを付けるのにちょうどよい取っ手がありましたが、M5Paper Color ではその形状がなくなっていました。名札として使う前提だと、この違いは意外と大きいと感じています。
特に私の使い方では、E Ink の「表示更新時に主に電力を使い、表示保持時は省電力」という性質が大きなメリットです。
このため、「名札 + センサー表示」のようなゆっくり更新する用途と相性が良いと感じています。
M5Paper Colorの注目ポイント ✨
以下は、公式ドキュメントをもとに私が注目した点です(詳細は公式参照)。
| 項目 | 仕様(公式) | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 🎨 ディスプレイ | 4-inch E Ink Spectra 6 / 400x600 | 名札や情報表示の視認性が高い |
| 🧠 MCU/メモリ | ESP32-S3R8 / 16MB Flash / 8MB PSRAM | 画像描画やUI処理に余裕がある |
| 🌡️ センサー | SHT40 温湿度センサー内蔵 | 追加配線なしで環境表示を始めやすい |
| 🔋 バッテリー | 1250mAh | 低頻度更新用途と相性が良い |
| 📶 通信 | 2.4GHz Wi-Fi | 時刻同期や将来のクラウド連携も視野に入る |
| 🔌 拡張 | microSD / RTC / HY2.0-4P(Grove) | センサーや周辺機器を広げやすい |
仕様の最新情報は公式ドキュメントを確認してください。
M5Stack PaperColor
作ったもの(名札 + 温湿度表示) 🏷️
今回は、既存の名札プロジェクトをベースにして、以下を1画面にまとめました。
- 名前表示(名札)
- 現在の温度
- 現在の湿度
ベース: tomokusaba/M5PaperNameTag
「常に目に入る場所に置ける」「たまに更新すれば十分」という用途なので、M5Paper Color の特徴を活かしやすい構成になったと思います。
実装メモ(簡潔版) 🛠️
1. 画像表示
- 名札の視認性を優先し、文字サイズと余白を先に決定
- 色はアクセント用途に絞り、情報の優先度を崩さないように調整
2. 温湿度更新
- SHT40 から定期的に値を取得して表示
- 更新間隔は短くしすぎず、「見やすさ」と「消費電力」のバランスを重視
3. 低消費電力の工夫
- 画面の全面更新回数を必要最小限にする
- 値の変化が小さい場合は更新を間引く
- スリープ運用を前提に、常時駆動しない設計にする
E Ink デバイスは「頻繁にアニメーション表示する用途」よりも、「ゆっくり変わる情報を見せる用途」に向いています。今回の名札 + 温湿度表示はかなり相性が良いです。
まとめ ✅
M5Paper Color は、これまで白黒版で感じていた「省電力で置きっぱなしにしやすい魅力」を保ちながら、カラーによる表現力と内蔵温湿度センサーの手軽さが加わったデバイスだと感じました。
まずは小さく「名札 + 温湿度表示」から試すだけでも、日常で使える IoT ガジェットとして十分楽しいです。
気になっている方は、ぜひ手元の用途に合わせて作ってみてください。きっと「次は何を表示しよう?」が始まります。


