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はじめに

チームをマネージメントする立場になって1年ちょっと経って
改めて本書を読み返したら気づきがたくさんあったので、
皆さんにも最強のチームを作る参考になればいいなと思います。

三本柱(HRT)

チームで働くときのポイント。
三本柱、HRT(ハート)
・謙虚(Humility)常に自分を改善していこう
・尊敬(Respect)一緒に働く人を心から思いやる
・信頼(Trust)自分以外の人を信用して仕事を任せよう

この本のテーマでもあるし、上記のことが大切ということが
至るところで言われているけれど、ここを意識することが
改めて大切だと実感しています。
自分がHRTを持って相手に接していても相手にHRTがなければ
うまくいかないことも出てくるということ。
また、チームを作る中では人間関係やコミュニケーションが大切に
なってくるので、HRTはとても大切だけど、そんなに簡単にできること
でもないよということ。
なのでスキルとしてHRTを身につけるといいよということかなと思います。
まずはHRTを意識してやってみる。

現実的に考えてみよう。君は天才じゃない。
仮に君が天才だったとしても、それだけでは不十分なんだ。
天才だってミスをする。優れたアイディアやプログラミングスキルがあっても、
開発したソフトウェアが必ずしも成功するとは限らない。
今後のキャリアがうまくいくかどうかは、同僚たちとうまく協力できるかに
かかっている。

確かに私も天才じゃないし、天才がいたとしても一人では
偉業は成し遂げられない。
なので隠すのではなくなんでもオープンにして協力していこうということ。
チームでうまくやっていく為には自己開示はとても大切。
私自身も1on1などを通して少しずつオープンにできるようになってきたかなと思っています。
チームみんなでオープンにできる環境を作って協力していくことはとても大切。

チーム文化 

文化とはチームが共有する経験・価値・目標のこと。
ドキュメント化して振り返り共有する。
今の時代、特にオンラインとオフラインのバランスが大切。
強いチームを作るにはコミュニケーションが大切。
チームメンバーみんなで文化を作っていく。

チームリーダー

マネージャーはエンジニアを「信頼」
してリーダーはチームの為の道を作る
技術的な側面と人間関係、両方サポートしていく。

アンチパターン

・自分の言いなりになる人を採用する
・パフォーマンスの低い人を無視する
・人間の問題を無視する
・みんなの友達になる
・採用を妥協する
・チームを子どもとして扱う

リーダーシップパターン

・エゴをなくす(チームを信頼する)
・禅マスターになる(問題解決の手伝いをする)
・触媒になる(合意形成)
・先生やメンターになる
・目標を明確にする
・正直になる
・幸せを追い求める

パフォーマンスの低い人には早めに対処する。
相手を尊敬して一緒に併走してあげることでパフォーマンスは上がっていく。
小さな目標を設定し、小さな成功体験を何度も経験させるために進捗を確認する。
ここは苦手でしたが、
相手を信頼して方向性を示した上で仕事を任せていくことで
メンバーが自分で考えて行動するようになってきたと思います。

そして1on1を活用していくこと。
自己開示をしながら信頼関係を作り、
直接 「何か必要なものはある?」と質問する。
個人の幸せとチームの幸せを重ねていくことでみんなで幸せになる。
これはエイチームの経営理念「みんなで幸せになれる会社にすること」
にも繋がっていくと感じています。

また、モチベーションを高める為には内発的動機を高めること。
仕事の目的を与える。
自分で考えて行動する(自律性がある)。
エンジニアには新しいスキルを学び、
既存のスキルを向上させる機会を作る(熟達)。
ここはわかっているようでもより意識的に行うことでモチベーションも上がるし、
生産性も上がる。

有害な人に対処する

彼の振る舞いを追い出そうとしたのである。
好ましくない振る舞いは受け入れなれない。
何度警告しても振る舞いが改善されなかったら、
その時は正式に追い出すことを検討してもいいだろう。

チームにとって有害な人には振る舞いを正しくするよう警告しても
改善されない場合は追い出すということを検討に入れても良いと
いうことが書かれている。こういう選択肢もあるんだということを
持った上で人が悪いわけではなく問題は振る舞いであるということ。

ベストプラクティスを身につけて有害な振る舞いを受け入れにくくする。
・ミッションステートメントを決めて目標とそれ以外の両方に集中する。
・メールで議論するときのマナーを作る。
アーカイヴを保存して、新来者に読んでもらえば、時間の節約になる。
・すべての履歴を 文書化する。
コードの履歴だけでなく、設計決定・バグ修正・失敗なども記録する。
・効果的にコラボレーションする。バージョン管理システムを使う。
コードの変更は小さくてレビューしやすいものにする。
縄張り意識を作らずに「パス係数」を増やす。
・バグ修正・テスト・リリースなどについて、明確なポリシーや手続きを用意する。
・新来者の参入障壁をなくす。
・合意ベースの決定を信頼する。合意できないときの衝突解消のプロセスも定義しておく。

組織的操作

許可を求めるより寛容を求める方が簡単
上司の許可を得なくてもできる範囲を知ること。
道がないなら道を作る。

常にユーザーのことを考える

・マーケティング
 ソフトウェアがどのように見られるか気を配る。
・ユーザービリティ
 使いにくかったらユーザーは去ってしまう。
・顧客サービス
 ユーザーとの長期的な関係構築が、ソフトウェアの進化やユーザーの
 定着に影響を与える。

ユーザーと向き合っていないとソフトウェアの価値がなくなってしまう。
技術的にエンジニアの方がユーザーよりも上であることを傲慢に思って
ユーザーを見下したりしてはいけない。
開発は常にHRTの精神で行うべきである。
やはり大切なのはHRTの精神。

まとめ

・HRTを常に意識する。スキルとして身につける。
・コミュニケーションのできるチームを作る。
・本人が成長できる機会を与える。
・評価軸をたくさん持つ。小さい目標から成功体験を何度もする。
・個人の幸せとチームの幸せを重ねていき、みんなで幸せになる。
・チームの協力が成功のガギ。

参考
[Team Geek](https://www.amazon.co.jp/Team-Geek-%E2%80%95Google%E3%81%AE%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B-Brian-Fitzpatrick/product-reviews/4873116309?pageNumber=2"Team Geek")

Ateam Brides Inc. Advent Calendar 2021の21日目は、
マーケターの@MAB_cx がとっても面白い記事を書いてくれるはず。お楽しみに!

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