目次
- HDD機の起動が遅い
- デフラグで早くなる?
- OSのファイルを圧縮してファイルの読み込み量を少なくする
- メリット、デメリット
- Windows10のコンパクトOS化
- 実行結果
- 結局早くなったの?
- でもまだ遅い
HDD機の起動が遅い
会社のPCがHDDで起動がクソ遅い。
できればSSDに換装したいところだけど、自腹はなんか負けた気がするので、HDDのままで高速化する方法を探してみる。
デフラグで早くなる?
XPの頃はデフラグすればそれなりに早くなったけど、Win10ではあんまり効果ない気がする。
というかそもそも断片化自体起こりにくいっぽい。
そもそも、毎週勝手にデフラグされてるっぽい。
OSのファイルを圧縮してファイルの読み込み量を少なくする
Windows8.1ぐらいから似たような機能があったらしい?
(Windows 8.1の頃はリカバリ領域からファイルを読むようにすることでシステムが入ってるディスクの空き容量を空けることが出来るものだったっぽい)
Windows 10から新たに追加された「コンパクトOS」って機能が良さげ。
OSのファイル群を圧縮してファイルの読み込み量を少なくすることで、高速化出来るみたい。
OSのサイズが小さくなるから、ストレージが少ない時とか、HDDで起動が遅い時とかに使える便利機能らしい。
メリット、デメリット
メリット
- OSのサイズが減るので、使用可能な容量が増える。
- ファイルの読み込み量が減るので、ディスクへの負荷が下がる。
- ファイルの読み込み量が減るので、ディスクが遅くても比較的早く起動可能になる。
デメリット
- システムを圧縮するので、起動時に解凍するためにCPUリソースを使用する。
- 読み込み速度が早いストレージを使っている場合、CPUで解凍処理をするほうが遅くなることもある。
- CPUの性能が悪いと逆に遅くなる可能性もある。
Windows10のコンパクトOS化
コマンドプロンプトから可能。
管理者権限で起動したコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行する。
システムの圧縮状態を調べるコマンド
compact /compactos:query
このコマンドでシステムが圧縮されているかどうかを確認できる。
また、圧縮されていない場合は、圧縮可能かも表示される。
システムを圧縮するコマンド
compact /compactos:always
システムを圧縮するためのコマンド。
圧縮にはそこそこ時間がかかるので、ノートPCの場合は電源に接続した状態で実行したほうが良い。
以下の環境で大体1時間くらいかかった。
CPU Intel Core i5 7500
RAM 8GB
OS Windows 10 Pro
HDD Seagate製 3.5インチ 500GB
システムの圧縮を解除するコマンド
compact /compactos:never
圧縮済みのシステムの圧縮を解除するコマンド。
圧縮と同じく、そこそこ時間がかかるので、ノートPCの場合は電源に接続してからやったほうが良い。
実行結果
結局早くなったの?
正確な起動時間を測ったわけではないけど、早くなった。
体感的には起動時間が3~5割くらい早くなった気がする。
とりあえずは満足。
でもまだ遅い
OSの起動は早くなったけど、起動してからもHDDがカリカリなんかを読み書きしてる。
どうやら会社のルールとして入れないといけないマカフィーが起動時になんかしてるっぽい・・・
結果「SSDを自腹で買ってきたほうが早そう」という結論に。