■ スペック
- MacBook Pro(2011)
- OS X Marvericks -> OS X Yosemite
- McAfee なし
- Homebrew 導入,デフォルトシェルを zsh に変更
■ ダウンロードからインストールまでの経過
- Mac App Store からダウンロード。
- ADSL 回線のため一晩かかる。
- 翌朝,インストーラ起動。インストール開始。
- 残り時間 21 分と表示されたところで「インストールに失敗しました。再起動してやり直してください」の表示。
- 以後,繰り返し。
■ 対応と復旧
以下,対応作業と復旧作業のあらましです。
● まずは電源を落としてみた
とりあえず電源を入れなおしてみることに。
- 電源を強制的に落としたら MBP が起動しなくなった。
- 正確には起動途中で電源が落ちる感じ。
● 調査
ネットで調べてみると,McAfee が入っていることでインストールが止まるという事象があることが判明。
- 意図的に McAfee を入れたつもりはない。
- セーフモードで起動を試みるも,セーフモードですら起動しない。
● ディスクのチェック
あきらめてディスクの修復 & 復元を試みることにした。
- 電源 ON 時に option キーを押しておく。
- 起動ディスク選択の画面で「復旧」を選択。
- ディスクユーティリティでチェックなど開始。
★ディスクユーティリティの結果
- ディスクの検証 -> 失敗
- ディスクの修復 -> 失敗
- ディスクの復元 -> 失敗
なにをやってもダメな状態に。
● 復旧作業
★パーティションの削除
仕方ないので Marvericks の入っていたパーティションを削除。
★TimeMachine からの復元
自動バックアップの TimeMachine から削除したパーティションに復元を実行する。ディスクユーティリティのウィザードに従えば簡単にできる。4 時間ほどかかったが,無事 Marvericks に戻った。
■ 再調査
ネットで最初に調べたときの McAfee 疑惑は自分の MBP には当てはまらないことを知り,再度調査を行うことに。ネットの情報を見る限りだと成功している人が多いので,何か環境面で問題があることは疑いない。
● Homebrew の疑惑
Yosemite のインストール時のトラブルを調べてみると,「/usr/local が云々...」という情報が以外に多い。それらの記事を読んでみると,どうやら OS X のデフォルトのログインシェルを bash から zsh に変えたときに入れたパッケージ管理ソフトの Homebrew が入っていると,インストールが長時間化するという事象があるらしい。
★その原因は何か
詳細はググッた記事が詳しいので割愛するが,Homebrew でもっている /usr/local 配下のものを Yosemite インストーラが移動させる際に長時間がかかるそうだ。一説には 8 時間という話もある。
★しかし,正常には終わるようだ
だが,実際には「長時間かかる」だけでインストールそのものは正常に終わるそうだ。それらの記事でも無理に対処はせずに時間をかけてインストールすることを推奨していた。
■ 結論
しかしながら,他に手がかりは無いので Homebrew を疑ってかかってみることにする。まずやったことは次の通りだ。
- デフォルトのログインシェルを zsh -> bash に戻す。
- Homebrew を削除する。
それぞれの手順は各自調べて欲しい。詳しい情報がたくさん公開されている。
● 再挑戦
ダウンロード済みの Yosemite インストーラで再びインストール開始。今度は正常にインストール処理が終了し,無事に Yosemite 環境とすることができた。