結論
version: '3.8'
services:
web:
...
db:
...
のように、docker-compose.yml
の一番上に、versionを指定している記事がよく見られますが、
このversion表記は実はdeprecated (非推奨)
であり、現在は一切使用されていない値になります。
なので、書くときやコピペする時は書く必要はありません。
詳しく見ていく
docker-composeの仕様を定めている compose-spec を読むと、Compose fileの章でversionにDEPRECATEDを書いてあります。
理由を見るとこう書いてあります。
下記は意訳になります。
トップレベルにおける
version
プロパティは、後方互換性のために仕様で定義されたプロパティですが、現在は参考程度(=コメント)にしかなりません。
Composeの実装は、この値を使用してCompose fileを検証するための正確なスキーマを決めてはいけません。常に、設計された時点での最新のスキーマを選択すべきであります。
とかかれています。
おわりに
何かといろんな記事で見かけるdocker-compose.yml
のversion
ですが、必要ないなら書かなくても良いかと思います。
コメント程度に残しておく分には良いかもしれませんね。