gh コマンドに、ブラウザで GitHub のあちこちのページを表示するためのコマンドがあるので、その辺を紹介します。
1. gh browse
その名の通り、ブラウザで見るためのコマンドです。何も渡さない場合はリポジトリページを開くのですが、引数の渡し方で見られるものが変わります。
gh browse --branch=BRANCH
, gh browse --commit=COMMIT_ID
で特定の branch or commit で見る
基本は default branch (いわゆる master や main のこと) で表示するのですが、 --branch
, --commit
オプションで
$ gh browse --branch=$(git rev-parse --abbrev-ref HEAD) # 現在の branch のリポジトリを見る
$ gh browse --commit=$(git rev-parse HEAD) # 現在の commit のリポジトリを見る
gh browse FILENAME
でファイルを見る
gh browse
は単純にリポジトリだけでなく、引数で指定したファイルを見ることも可能です。
$ gh browse FILENAME --commit=$(git rev-parse HEAD) # 現在の commit での指定したファイルを見る
2. --web
オプションを使う
gh browse
以外でもブラウザを開く方法として、 様々なコマンドに付いている --web
オプションがあります。
gh XXX view --web
, gh XXX list --web
で色々なリソースをブラウザで表示する
例えば、以下のコマンドで list
, view
でブラウザを開くことが出来ます。様々なコマンドで用意されているので、とりあえず list --web
, view --web
を付けてみて試してみると良いと思います。
$ gh pr list --web # リポジトリの pull request 一覧ページを表示
$ gh issue list --web # リポジトリの issue 一覧ページを表示
$ gh project list --web # リポジトリの owner のプロジェクトのリストを表示
$ gh codespace list --web # 自身の codespace のリストを表示
$ gh pr view --web # 現在のブランチに対応した pull request を表示
$ gh issue view 12 --web # 12 番の issue を表示
$ gh release view TAG_NAME --web # TAG_NAME に対応した release を表示
$ gh run view --web # 現在のブランチで実行した GitHub Actions を選んで表示
$ gh workflow view --web # リポジトリの Workflow 毎の Action の実行を選んで表示
gh XXX create --web
で作成フォームをブラウザで表示できる
list --web
, view --web
以外にも create --web
で作成フォームを開くことが出来ます。
$ gh pr create --web # 現在のブランチに対応した pull request の作成フォームを表示
$ gh issue create --web # リポジトリの issue 作成フォームを表示
$ gh codespace create --web # Codespace を開始するためのフォームを表示
gh search XXX --web
で検索結果をブラウザで表示できる
以下のようなコマンドで、検索結果をブラウザで表示できます。
$ gh search code "code snippets" --web
$ gh search issues "title" --web
$ gh search prs "title" --web