初めに
私の転職活動は、なんと1か月で完了しました。SESからSESへの転職がこんなにスムーズに進むとは正直驚きましたが、押さえるべきポイントさえ理解していれば、転職は実にシンプルだということを実感しました。
私は、新卒で中小のSES企業に入社してから、約7年間Javaエンジニアとして働いてきました。結婚をきっかけに職場環境や商流を上げていきたいと思い、同じくJavaエンジニアとしてSES企業に転職しました。
転職にあたっては、約10社に書類選考を出し、2社は見送り、6社は書類選考が通り、そのうちの2社から内定をいただきました。
※早速内定をいただいた2社とも志望度が高かったため、残りの6社は面接の日程調整の段階でこちらから辞退させていただきました。
転職の結果として年収も50万円アップという嬉しい結果に繋がりました。
SESエンジニアにとっての転職がこれほど簡単であることを、もっと多くの人に知ってもらいたいと感じました。そこで、拙いながらもこの体験をシェアさせていただきたいと思います。
特に、ネット上にはSESから自社開発への転職体験談は多くありますが、SESからSESへの転職に関する情報は少ない印象です。ですから、この記事では私の実体験をもとに、私自身が意識したポイントをいくつか共有していきたいと思います。
SESからSESへの転職は簡単
まず、自分のスキルに合った企業を選べば、転職はすぐ終わるという事実。転職市場でSES企業は多く、自分が経験してきた言語やツールにフィットする企業を探すだけで、特に苦労することはありませんでした。
また、年収に関しては高望みをしないことが大事です。市場価値を正確に把握し、自分の経験に見合った報酬を設定することが転職をスムーズに進めるコツだと感じました。自社開発への転職は難しいと感じました。
新卒で入れなかった時点で、その道は相当に過酷な転職活動となります。
自己プレゼンがカギ
転職面談で最も重要なのは、自己紹介の瞬間です。自己紹介が終わるころには、相手はほぼあなたの印象を決めているといっても過言ではありません。事前に決めた台本をただ読むのではなく、「御社との面談を今日まで待ち望んでたよ!あたし、御社だーい好き!!」という気色悪いレベルのポジティブな意識を見せつける時間だというくらいに捉えておくとよいと思います。
ただし、決まり文句として以下の二つはマストで入れておきましょう。
- 最初:「改めまして、本日はお時間をいただきまして誠にありがとうございます。」
- 最後:「自分の経験やスキルを御社でも是非活かしていきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします。」
この二つがしっかり言えれば概ねOKです。
こんなの当たり前だろ、というレベルの低い話に聞こえるかもしれませんが、これを言うのと言わないのとでは印象が結構変わると思います。
経験を盛って話す
自分の経験をどれだけ盛って話せるかも重要です。やったことがない業務でも、上司がやっていた作業を自分の経験のように話すことができれば、かなり印象が変わります。面談相手は、意外と細かいことまで突っ込んでこないことが多いので、未経験なことでも積極的に「色々やってみたい!あたし、成長だーい好き!」とアピールすることが大切です。
- 「やったことがない」と素直に言うのではなく、「ぜひ経験したい」と言い換える。
- 「残念ながらできる環境になかったが、挑戦したい」という前向きな姿勢を見せる。
経営理念に同期する
企業の面談では、経営理念に自分をフィットさせることが大事です。志望動機や転職の軸を企業の理念と結びつけることで、より深く相手に響く印象を与えられます。
- 「御社の経営理念に感心しました」という言葉は必ず面談で使い、相手に自分が企業の価値観に共感していることを示しましょう。
一方で、福利厚生やリモートワークの条件、年収などに触れるのは避けたほうが無難です。これらは企業にとって重要な話題ではないため、触れることでマイナス印象を与える可能性があります。
常に笑顔で
最後に、笑顔で話すことが非常に大切です。面談のスタンスは「この面談を待ち望んでいました」という姿勢で臨むと、自然に相手にも良い印象を与えられます。質問されたときは「自分に興味を持ってくれて嬉しい」という気持ちを込めて答えることが大切です。
最後に
転職活動は確かにプレッシャーもありますが、今回の経験を通して、戦略的に自分をプレゼンし、企業のニーズに合ったアプローチをすれば転職は非常にスムーズに進められることがわかりました。これから転職を考えている方にとって、少しでも役立つ内容になれば幸いです。