GitとGitHubを使い始めると、初心者が躓くポイントや疑問に思ったポイントがいくつかあります。
ここでは、それらのポイントを整理し、解決策を提案します。
なお、解決策は基本的にチャットGPT先生に教えてもらいました。
- コミットの単位
問題: どの単位でコミットするべきか分からない(1行、1ファイル、1クラスなど)。
解決策: コミットは関連性のある変更に対して行うことが望ましい。機能追加やバグ修正など、ひとつの目的に対してまとめてコミットしましょう。
2. 環境の使い分け
問題: git bash、cloud9、VSCodeなど、複数の環境を使い分けることに頭が混乱する。
解決策: 最初は一つの環境に絞って使うことをおすすめします。慣れてきたら、他の環境も使い分けられるようになるでしょう。
3. ステージングエリアへのファイル追加
問題: git add . を入力すると、そのディレクトリ内のファイルが全てステージエリアにアップされるのか?
解決策: git add . は現在のディレクトリとそのサブディレクトリ内の全ての変更をステージングエリアに追加します。特定のファイルだけステージングしたい場合は、git add <ファイル名> を使いましょう。
4. ファイル削除と変更のバージョン管理
問題: gitのバージョン管理はファイルの削除とファイル内容の変更を別にaddしないといけないのか?まとめてやれないのか?
解決策: git add . を使えば、ファイルの削除と変更を同時にステージングエリアに追加できます。また、git commit -a を使うと、変更されたファイルを自動的にステージングエリアに追加してコミットできます。
5. ローカルリポジトリの内容の閲覧
問題: ローカルリポジトリにアップしたものはGitのサイトの自分のページで見られるのか?
解決策: ローカルリポジトリの内容は、リモートリポジトリにpushされるまで、Gitのサイトで見ることはできません。ローカルリポジトリの変更履歴は、git logコマンドを使って閲覧できます。
6. ユーザー名とパスワードの確認
問題: pushした時にユーザー名とパスワードを聞かれなかったけど大丈夫なのだろうか?
解決策: Gitの設定で、認証情報を保存している場合、ユーザー名とパスワードを聞かれなくても問題ありません。git configコマンドを使って設定を確認できます。
7. コミット履歴の確認
問題: GitHubの画面上にコミットの履歴を確認するボタンがない。
解決策: GitHubのリポジトリページで、「Commits」タブをクリックすると、コミット履歴を確認できます。また、ブランチごとに履歴を表示することも可能です。
8. 変更の取り消し
問題: Gitの変更を取り消すコマンドだけど、どの範囲で取り消すのか?
解決策: git revertやgit resetを使って、特定のコミットまで変更を取り消すことができます。これらのコマンドは、コミットの範囲を指定して実行します。
9. ブランチの利用
問題: ブランチを使った開発は個人開発でも有益なのか?
解決策: ブランチを使うことで、新機能の開発やバグ修正を安全に行えます。個人開発でも、ブランチを使って作業を分けることが有益です。
10. ブランチとローカルファイルの関係
問題: ブランチを使って分けた時に、ローカルのファイルとの関係性はどうなるのか?
解決策: ブランチを切り替えると、ローカルファイルもそのブランチの状態に合わせて変更されます。複数のブランチで同じファイルを編集する場合、マージ時にコンフリクトが発生することがありますが、適切な手順で解決できます。
11. ブランチの枝分かれ
問題: ブランチを3つ以上に枝分かれさせることができるのか?
解決策: ブランチは3つ以上に枝分かれさせることができます。複数の機能開発やバグ修正を同時に行いたい場合、それぞれのタスクごとにブランチを作成することで、作業を効率的に進められます。
12. プルリクエストとマージ
問題: プルリクエストを送ってマージされたら、ローカルのファイルも自動で更新されるのか?
解決策: プルリクエストがマージされても、ローカルのファイルは自動で更新されません。マージされた内容をローカルに反映させるためには、git pullコマンドを使ってリモートリポジトリの最新の変更を取得する必要があります。
13. ローカルでのブランチ削除
問題: リモートリポジトリでブランチが削除されたら、ローカルのブランチも自動で削除されるのか?
解決策: リモートリポジトリでブランチが削除されても、ローカルのブランチは自動で削除されません。ローカルのブランチを削除するには、git branch -d <ブランチ名> コマンドを使って手動で削除する必要があります。
14. コンフリクトの解決
問題: コンフリクトが発生した場合、どのように解決すればいいのか?
解決策: コンフリクトが発生したファイルを開き、コンフリクトが発生している箇所を特定します。その箇所には、<<<<<<<, =======, >>>>>>> のマークが付いています。適切な状態に修正した後、再度コミットとプッシュを行います。
15. マージ先の選択
問題: マージはどっちがどっちを取り込むかをどうやって決めるのか?
解決策: マージ先のブランチを選択する際、通常は master や main ブランチに他のブランチの変更を取り込む形が一般的です。リモートリポジトリでプルリクエストを作成するときに、ベースブランチ(変更を取り込むブランチ)と比較ブランチ(取り込む変更があるブランチ)を選択します。ローカルでマージを行う場合には、git checkoutでベースブランチに移動し、git merge <比較ブランチ>でマージを行います。
16. プライベートリポジトリとパブリックリポジトリ
問題: リポジトリを作る時はパブリックがいいのかプライベートがいいのか?
解決策: どちらを選ぶかは、プロジェクトの目的や内容によります。パブリックリポジトリは誰でもアクセスでき、コードを閲覧・フォーク・プルリクエストを送ることができます。オープンソースプロジェクトやポートフォリオとして公開したい場合に適しています。プライベートリポジトリは指定したメンバーのみがアクセスでき、プロジェクトの機密性が高い場合や企業の内部プロジェクトで利用されることが多いです。
17. 個人開発とブランチ
問題: ブランチを使った開発って個人開発でも有益なのか?
解決策: 個人開発でもブランチを使った開発は有益です。ブランチを使うことで、新しい機能の開発やバグ修正を安全に行うことができます。また、コードの履歴が分かりやすくなり、機能や修正毎に分けられたコミットが追跡しやすくなります。個人開発でも、masterやmainブランチは安定した状態を保ち、新しい機能や修正は別ブランチで行い、完成したらマージするという流れが推奨されます。