Pythonの__call__って何？

下記プログラムを実行して挙動を確認した

class test:
    def __init__(self, x, y):
        print("run __init__")
        self.x = x
        self.y = y
        self.print()
    
    def __call__(self, c):
        print("run __call__")
        self.x = self.x * c
        self.y = self.y * c
        self.print()
    
    def update(self, c):
        print("run update()")
        self.x = self.x * c
        self.y = self.y * c
        self.print()
    
    def print(self):
        print(f"x = {self.x}")
        print(f"y = {self.y}")

x = 2
y = 3
c1 = 3
c2 = 4
t = test(x, y)
t(c1)
t.update(c2)
t.update(c1)
t(c2)

下記はプログラムの実行結果。

run __init__
x = 2
y = 3
run __call__
x = 6
y = 9
run update()
x = 24
y = 36
run update()
x = 72
y = 108
run __call__
x = 288
y = 432

上記実験から、分かったこと。

• __call__は、作成済みのインスタンスを呼び出したときに実行される。
• __init__は、インスタンスの作成時に実行される。

感想

• __call__は、作成済みのインスタンス名に()を付けると実行できるが、直観的でないと感じた
  • 用途にもよるだろうが、実現したい処理があるなら、分かりやすいメソッド名を付けたメソッドを作成して、そっちを使ったほうが可読性が上がりそう。__call__ではないと困るケースがあれば、詳しい方、教えてください。