二つのキャリア
エンジニアとして働き始めて数年すると、作業を中心に行うメンバーから少しずつリーダーのような役割を任せられるようになりました。
最初は数名で、慣れてきたら10名程度のメンバーのフォローアップや進捗確認を行う経験を積みました。
このあたりから、リーダーの経験をした後のキャリアについて考えるようになりました。
具体的には、マネジメント(プロジェクト管理)かスペシャリスト(技術志向)かという点です。
私の今までの経験から
上司に「あなたはよく人を見ているね。」と言われることが多かったです。
私は元々IT業界ではなく、教育業界で社会人生活をスタートしています。
常に生身の人と関わる必要があり、通常の授業や行事はもちろんのこと、生徒同士のトラブルの解決や保護者とのコミュニケーションなどがあります。
業務を円滑に進めていくために、人の観察と話を聞く姿勢を重視してきました。
技術が嫌いではないのですが、スペシャリストとして学生の頃からプログラミングに触れ、新卒でIT業界に入っている猛者達と戦える気がしませんでした。
一方で、自分の過去の経験から、意識せずとも他の人より人を見る能力が高いと感じることが多かったです。
そのため、マネジメント側でキャリアを築くことを決めました。
あなたはどっち側なの?
久しぶりに元職場の同僚と美味しいランチを食べに行きました。
そこでキャリアについての話になりました。
その中で一つ、マネジメントかスペシャリストかの切り分けになると感じたのが、「新人へ関心があるか」といった点です。
同僚はコミュニケーションが苦手とか内気な性格ではなく、お客さんとも良好な関係を築ける人です。
しかし、「新人の教育とかフォローアップとかきついわ~」と公言していました。
技術に精通しているが故に、新人が出してくるアウトプットの質の低さや、技術に対する意識の差から、自分がやった方が早いし責任を持ってお客さんに納品ができると考えているそうです。
また、新人を教育するためには待つことが必要になります。待っている間にもどこで躓いているのかを定期的に確認する必要があります。人間なのでそこまでフォローアップしていると期待をしてしまいます。その期待に添わない状態になってしまうとイライラしてしまうので、そのような過程を経たり、感情を抱いたりすること自体を無駄だと考えているようです。
キャリアを考える
世の中のエンジニア全員がキャリアについて考えるべきといった思想は持っていませんが、キャリアアップに伴って、年収アップと仕事のやりがいを得られると考えています。
お金があれば、私生活が充実したものになる可能性が高いし、大きい仕事をやり切ったときは気持ちがいいものです。
エンジニアとしてそれらを得るためには、自分自身と対話してマネジメントかスペシャリストかを見極める必要があります。
数分でもいいので、自分がどっち側なのかを考えてみるのはいかがでしょうか?