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【IT初心者向け】AWSとは?を解説【AWSの特徴をイメージ】

Last updated at Posted at 2020-12-21

はじめに

IT初心者「AWSって何なの?どんなことができるのか分からない。。。AWS使えるとどんな仕事ができるんだろう??」

このような悩み、疑問に答えます。

本記事の内容

・「AWSとは?」を解説
・AWS活用事例

何となくAWSのイメージをつかみたいという方向けにまとめています。

記事の信頼性

筆者はAWS経験5年程度です。AWS資格は5冠達成しました。
現在は大規模ECサイトのAWS運用を任されるようになっています。

「AWSとは?」を解説

「AWSとは」でググると1件目に表示されるAWS公式ページに上記の悩みを解決できそうなことが書いてありました。
AWSとは(公式ページ)

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AWSはスタートアップ、大企業、政府機関まで業種・業態問わず広く採用されているクラウドプラットフォームです。
※クラウドプラットフォーム=アプリケーション実行やデータ保存ができる基盤を、WEB上で展開しているもの
※イノベーション=ビジネスや人々のライフスタイルに革新を起こすこと

本記事ではこのAWS公式ページを抜粋しながら解説していきます。

AWS利用イメージ

・パソコンのブラウザから使いたいシステムをクリックすると使える(従量課金=使った分だけの課金)
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・AWSには多くのサービスがあり、サービスを組み合わせてシステムを実現する
(よくビルディングブロックと呼ばれる)
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AWSのサービス・機能数

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豊富な機能がある理由はユーザの要望を反映していった結果とのことです。
実際に使ってて「今までできなかったことができるようになってる!!」というのはよくありますね。

AWSは他社のクラウドプロバイダと比較して最もサービス数が多いと謳っています。
AWSとよく比較されるMicrosoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)もこの考え方は同様なので、3社の機能的な違いはほぼ無くなっていくと言われています。

ベンダー(パートナー)の質が高い

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頼れるパートナーが多いというのはAWS利用開始の際に大きなメリットになります。
AWS導入をベンダーに任せるのであれば、まずは日本の APN プレミアパートナーから検討してみるのが良いでしょう。

セキュリティに不安はない

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今はそうでもないかもしれませんが、昔はクラウドはセキュリティが不安だと言われていましたので、セキュリティ水準の高さについて触れておきます。
AWSは最も高いセキュリティを要求されると思われる軍隊や銀行の要件を満たす設計なので、
一般的な企業でセキュリティ関連で困ることはありません。
※政治的な理由(「怖いのでクラウドは使わない方針でいく!」などの謎文化含む)に困らされることはありました。

AWSのクラウド業界での立ち位置

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・ガートナーのマジッククワドラントについて
ガートナーはIT分野のトレンドを発信している会社です。
マジッククワドラントは「特定市場におけるテクノロジ・プロバイダーを位置付け」したものです。
AWSは「リーダー」ですが、これはガートナーから「ビジョンを実行できており、将来のポジションを確立しています。」という評価を受けたことになります。

参考:マジッククワドラントについて

AWS活用事例

ここまでで「AWSとは」の部分を解説してきましたが、これだけだとまだ具体的なイメージがつかめないと思います。
ここからは活用事例の紹介で、事例を見ていくとAWSで実現されていることやそのメリットが分かってきます。
AWS公式ページではスタートアップからエンタープライズ、公共事業まで様々な業界での事例が紹介されています。
その中でも面白いと思った事例を載せています。

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Formula One インサイト

F1 がデータ(スピード、位置、ハンドル角度など)を収集し、活用して意思決定するのにAWSのAIサービスを利用しています。

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「カーパフォーマンススコア」の算出でファン向けにデータが活用されています。リアルタイムに秒間110万件以上のデータを処理しているそうです。
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参考:F1、人工知能を用いて車両開発状況やマシンパフォーマンスをリアルタイムで可視化

エンタープライズ

Expedia

・旅行に関するオンライン予約を扱うウェブサイト、アプリ運営
・営業利益: 9.03億アメリカ合衆国ドル

ミッションクリティカル(障害や誤作動などが許されない)なアプリがAWSへ移行されています。
エンタープライズ(大企業)でミッションクリティカルなアプリがAWSで実現されているということからもAWSの高い信頼性を理解できると思います。
導入効果で大きかったのはアプリケーションリリース速度の向上で20分で行われるようになったと言っています。

Intuit

米国で圧倒的シェアのクラウド会計ソフト会社
収益: 67.84億アメリカ合衆国ドル

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・オートスケールで拡張性を実現
・税制の変化への対応を迅速に実施(CI/CD)
・データレイクはセキュリティ、コンプライアンス性の高い情報を扱う(HIPAA)
・機械学習は必要なリソースの予測に利用

スタートアップ

airbnb

宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトを運営。
ある時から成長の速度が加速度的に増加したそうです。
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それでも5人でシステム運用できているのはAWSの拡張性を利用できているおかげだと言っています。

mapbox

カスタマイズ自在・リアルタイムな地図情報が表示可能な開発者向け地図システムを提供しています。
※Yahoo MAPが2019年にMapboxを使用開始したようです。
https://map.yahoo.co.jp/blog/archives/20191015_map_mapbox.html

システムイメージはこんな感じです。
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Lyft

収益: 36.16億アメリカ合衆国ドル

配車サービスを提供しています。
※日本ではUberがおすすめだがアメリカではLyftが断然安いとのことです。
参考:Uber(ウーバー)とLyft(リフト)の違いは?アメリカなら、Lyftが断然お得でおすすめ!

どこのサービスもそうなのかもしれませんが、ユーザ数は急増。
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それに対応する為にオートスケール導入やデータベース変更などを実施していったそうです。
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最終的には様々なAWSサービスを利用するに至ったとのこと。
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Nextdoor

近隣地域向けのプライベートソーシャルネットワーク
ご近所SNSと呼ばれています。

日本版も2019年あたりにローンチ
参考:地域SNSのネクストドア、巨大広告ビジネスをひそかに構築:検証した住所情報を駆使して

こちらもやはり急増案件です。
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公共

FINRA(金融業界規制当局)

Financial Industry Regulatory Authorityの頭文字をとったもので、投資家保護や証券取引の透明性の確保、不正行為の摘発などを目的に、米国において証券会社などの行動を監視・規制する組織。政府機関ではなく非営利の民間協会として運営されている。
参考:証券用語解説集

20ペタバイトを超える数兆のレコードデータの監視しているといいます。
AWSを利用することで下記の様なことを実現しています。
・Secure and Auditable:安全性と監査性
・Scale & Elasticity:拡張性
・Years Ahead- Constantly Innovating:先を見据えて-常に革新し続ける
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米国食品医薬品局 (FDA)

連邦食品・医薬品・化粧品法を根拠とし、医療品規制、食の安全を責務とする団体です。
※アメリカ合衆国保健福祉省(Department of Health and Human Services, HHS)配下の政府機関
AWS利用によりこれまで5か年計画だったIT戦略が6か月で解決できるようになったと言っているのは印象的でした。
毎年数百万の有害事象(薬物を投与された患者に生じた好ましくない徴候)レポートを処理していて、AWSによって様々な課題が解決されています。
例えば、管理すべき大量の情報を紙からデータ化してWebで検索できるようにした事例が紹介されていました。
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さいごに

AWSの特徴(運用性、拡張性、信頼性、セキュリティ、コストにメリットがあること)をイメージ頂けたでしょうか?
AWS詳しいエンジニアはまだまだ少ない印象です。
本記事を読んだことでAWSに興味を持っていただける方増えたら嬉しいです。

※AWS興味持った方には下記の記事も参考になるかと思いましたので、参考にしてみてください。
【AWS初心者向け】AWS学習方法まとめ【15時間で達成できる】

AWSエンジニアとは?なるには?仕事・スキル・年収・将来性

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