#はじめに
CNN-SLAMの学習データ収集に使えないかと買ったはいいけど忙しくて放置していたRealSense D435を使うべく
Pyhonのラッパーをビルドしたところ、若干はまったのでうまくいったやり方をメモ
え?pip install pyrealsense2で入るの?orz
#使ったソフトとバージョン
下記バージョンでビルド出来ました。
1:VS2017 professional Ver15.9.6
またはCommunity Ver15.9.7
下記からダウンロード
https://visualstudio.microsoft.com/ja/free-developer-offers/
「C++によるデスクトップ開発」「Python開発」にチェックを入れてください
2:CMake Ver3.14.0-rc2
下記からダウンロード
https://cmake.org/download/
3:github Ver2.21.0
下記からダウンロード
https://git-for-windows.github.io/
4:ソースコード Ver2.18.1
とVer2.19.0
https://github.com/IntelRealSense/librealsense
ダウンロードなりクローンしたフォルダにbuild
フォルダを新規作成します。
注意
ANACONDAの(root)のPythonが3.7
だとビルドしたpydが3.7
でビルドされるようです。
仮想環境が3.6*
の場合(root)のPythonを3.6*
にダウングレードしてください
#(1)CMake
先ほどインストールしたCMakeを起動します
①Browse Sourceをクリックして先ほどクローンしたlibrealsense
フォルダを選択します
②Browse Buildをクリックして先ほど作成したbuild
フォルダを選択します
③左下にあるConfigure
をクリックします
④新規にウィンドウが開くので下記のように設定しFinish
をクリック
③+Add Entry
をクリックし、出てきたウィンドウを下記のように設定しOK
⑤ラッパーだけビルドの場合
BUILD_EASYLOGGINGPP
BUILD_PYTHON_BINDINGS
BUILD_SHARED_LIBS
HWM_OVER_XU
をチェックしGenerate
をクリック
⑤サンプルプログラムもビルトする場合
BUILD_EASYLOGGINGPP
BUILD_EXAMPLES
BUILD_GRAPHICAL_EXAMPLES
BUILD_PYTHON_BINDINGS
BUILD_SHARED_LIBS
BUILD_UNIT_TESTS
HWM_OVER_XU
をチェックしGenerate
をクリック
#(2)ビルド
①build
フォルダにファイルが複数生成されていると思いますのでlibrealsense2.sln
をダブルクリックします。
②VSが起動しますので、左下に準備完了
が出るまで放置します(赤矢印)
先ほどのbuildの中にReleaseフォルダが作られ、下記のファイルが生成されていれば成功です
#(3)インストール(?)
ANACONDAで仮想環境を作成している場合
作成したpyrealsense2.cp36-win_amd64.pyd
とrealsense2.dll
を下記フォルダにコピーします
※ユーザー名、仮想環境名は適宜変更してください
C:\Users\ユーザー名\Anaconda3\envs\仮想環境名\Lib\site-packages
import pyrealsense2
でエラーが出なければ完了です
#参考
https://qiita.com/akapiku1025/items/8b92cf66ed4dce8e2fc7