こんにちは。
先日、念願の新しいThinkPadを購入しました。最新モデルということで、話題の「Copilotキー」も搭載されています。
早速、愛用している音声認識ツール「Aqua Voice」のショートカットキーを設定しようとしたのですが、ここで思わぬトラブルが発生しました。
「Right Alt(右Alt)」キーが、ショートカットとして反応しないのです。
初期不良を疑いましたが、調べてみると最新機種特有の事情と、Windowsの仕様が絡み合っていることが分かりました。
今回は、この「Right Altキーが使えない問題」を、Microsoft純正ツールを使ってスマートに解決した方法をシェアします。
なぜRight Altが反応しないのか?
まず、現象の確認です。Aqua Voiceのショートカット設定画面でRight Altキーを押しても無反応、もしくは意図しないキーが入力されてしまいます。
Windows標準の「スクリーンキーボード」を表示させて確認してみると、奇妙なことが起こっていました。
(※筆者注:スクリーンキーボードで見ると、右Altを押しているのに、なぜか左右両方のAltキーが反応しているような挙動をしていました。これはWindowsが「AltGr」キーとして誤認している可能性が高いようです)
最新のCopilotキー搭載モデルなど、キー配列が特殊な機種では、こうした認識のズレが起こりやすいようです。
解決策:PowerToysで「幻のF13キー」にリマップする
この問題を解決するために、Microsoftが公式に提供している無料ユーティリティツール「Microsoft PowerToys」を使用します。
この中の「Keyboard Manager」という機能を使い、Right Altキーの信号を強制的に別のキーに書き換えてしまう(リマップする) 作戦です。
なぜ「F13」なのか?
ここが最大のポイントです。リマップ先に、既存の「A」や「Ctrl」などを割り当てると、他の操作と干渉してしまいます。
そこで、物理的なキーボードには存在しない「F13」キー(Windowsシステム上にはF24まで存在します)を割り当てます。これなら、他のどのアプリとも絶対に競合せず、Aqua Voice専用の物理ボタンとして機能させることができるのです。
設定手順
1. PowerToysのインストール
まず、Microsoft Storeから「Microsoft PowerToys」をインストールして起動します。
2. Keyboard Managerの設定
PowerToysの左メニューから「Keyboard Manager」を選択し、「キーの再マップ」をクリックします。
3. キーの割り当て(最重要ステップ)
表示された画面で「キーの再マップの追加」をクリックし、以下のように設定します。
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選択してください(左側): 「選択」ボタンを押し、実際のThinkPadの「Right Alt」キーを押します。
Alt (Right)と表示されればOKです。 - 送信(右側): ここが重要です。物理的なF13キーはないので「選択」ボタンは使えません。下のドロップダウンメニューをクリックし、リストからスクロールして「F13」を探して選択します。
設定ができたら、右上の「OK」ボタンを押します。警告が出てもそのまま続行してください。
これで、WindowsはRight Altキーが押されたときに、「F13キーが押された」と認識するようになりました。
Aqua Voiceでの設定
最後に、Aqua Voice側でキーの設定を行います。
※こちらは初回起動時や「動作しませんか?」リンクが表示されている場合の手順です。
2回目以降の起動では、設定タブから「キーバインド」右側の鉛筆マーク(編集アイコン)をクリックしてショートカットキーを変更してください。
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Aqua Voiceを起動し、画面左下にある「動作しませんか?」というリンクをクリックします。
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トラブルシューティング画面が開きます。「別の起動ショートカットキーを試す」の項目にある「キーを変更」ボタンをクリックします。
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「使用したいキーの組み合わせを押してください」という画面が表示されます。ここで、先ほど設定したThinkPadの 「Right Alt」キー を押します。
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画面に 「F13」 と表示されたことを確認し、「保存」をクリックします。
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設定が完了すると、画面の案内が「F13キーを押したまま音読してください」に変わります。これで設定は完了です!
無事に「F13」として認識されれば設定完了です!
まとめ
最新のThinkPadでRight Altキーがうまく使えない問題は、PowerToysを使って「F13」という仮想キーにリマップすることで、解決できました。
この方法はAqua Voiceに限らず、OBSの配信ホットキーやDiscordのミュートボタンなど、「他のアプリと絶対に干渉しない物理キーが欲しい」という場面で非常に有効です。
Copilotキー搭載機など、新しい配列のPCでキー操作に悩んでいる方は、ぜひ試してみてください。







