概要
この記事では、macOSでetcdをローカル環境で動かし、
etcdctlコマンドを使用してレコードのCRUD(作成、読み取り、更新、削除)操作を行う方法を紹介します。
ステップ1: etcdのインストール
まず、Homebrewを使用してetcdをインストールします。ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
brew install etcd
ステップ2: etcdの起動
次に、etcdをローカルで起動します。デフォルトの設定を使用して、以下のコマンドを実行します。
etcd
以下のような出力が表示され、etcdが正常に起動していることを確認します。
{"level":"info","ts":"2024-07-13T16:21:29.728007+0900","caller":"etcdmain/etcd.go:116","msg":"server has been already initialized","data-dir":"default.etcd","dir-type":"member"}
ステップ3: etcdctlを使用してレコードをCRUDする
レコードの作成(Create)
以下のコマンドを実行して、example.com
のレコードを作成します。
$ etcdctl put /skydns/com/example/www '{"host": "192.168.1.100"}'
OK
レコードの読み取り(Read)
以下のコマンドを実行して、example.com
のレコードを読み取ります。
$ etcdctl get /skydns/com/example/www
/skydns/com/example/www
{"host": "192.168.1.100"}
レコードの更新(Update)
以下のコマンドを実行して、example.com
のレコードを更新します。
$ etcdctl put /skydns/com/example/www '{"host": "192.168.1.101"}'
OK
レコードの削除(Delete)
以下のコマンドを実行して、example.com
のレコードを削除します。
$ etcdctl del /skydns/com/example/www
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ステップ4: レコードの確認
CRUD操作が正しく行われたことを確認するために、各操作後に以下のコマンドを実行して結果を確認します。
$ etcdctl get /skydns/com/example/www
結果は何も標準出力されないはずです。
まとめ
以上の手順で、macOSでetcdをローカル環境で動かし、etcdctlコマンドを使用してレコードのCRUD操作を行うことができました。
- etcd Documentation: etcd Documentation