概要
連休最終日ですので、JavaFX でこの Rubber ducking をするアプリケーションを作ってみました。
Rubber ducking とは
デバッグ技法の1つで、『達人プログラマー』で紹介されました。なかなか解決できない問題に直面した時、その問題について話しているうちに考えが整理されて、解決の糸口が見つかるという手法です。話す相手が開発者だと直接アドバイスをもらえるので最善ですが、何でもかんでも聞いていたら相手のリソースをいたずらに奪うことになりますので、その前に何かしらの無機物で試すのがよいとのことでした。元の例ではゴムのアヒルが使用されていたそうで、そこから名前が生まれています。
スクリーンショット
起動直後です。
下側の TextArea に文章を入力し、右側の「Post」ボタンを押すとメッセージを投稿します。
アヒルさんはそれに対し適当な相槌を打ちます。
「Save」ボタンを押すと会話をテキストファイルに保存します。
おまけ
jar と同じ階層に下記の名前の画像ファイルを置くと、画像を差し替えることができます。
ファイル名 | 差し替えられる部分 | デフォルト |
---|---|---|
duck.png | アヒル画像 | |
avatar.png | シルエット画像 |
ソースコード
参考
- 『達人プログラマー システム開発の職人から名匠への道』 アンドリュー ハント&デビッド トーマス著, ピアソンエデュケーション
- 『プリンシプル オブ プログラミング』 上田 勲 著, 秀和システム……1はすでに新刊が発売されていませんので、こちらの方が入手はしやすいです。
- Rubber_duck_debugging