はじめに
研究室で「場を良くしたい」と思って、いろいろ動いてきました。
講座を開いたり、情報共有したり、仕組みを作ったり、雑務をやったり。
でも現実として、思ったほど人は動かない。
むしろ「自分だけが空回りしている」そういった徒労感や孤独感が強くなってきました。
この記事は、私がやってきたこと・今起きていることを整理し、
「なぜ人がついてこないのか」をAIと一緒に分解して、
次に試す改善案を考えるものです。
私なりの分析
同級生・後輩たちにこれまでしてきたこと
- Git/GitHub講座(計五回)
- Figma講座
- 動画編集講座
- メンター活動
- 最新情報の共有
- 研究室内でアウトプット文化を醸成するためにNotionにDBを作った
- 研究室のゴミ捨てなどを積極的に行った
- 作業時間を可視化したり、研究室で主に使用されているチャットスペースではしにくい雑談をしたり、家で作業する際やハッカソンの際に通話したりするためのDiscordサーバーを作成した
- Discordサーバーに日報のテンプレートを返す自作Botを導入した
- テックカンファレンスに後輩を誘ってみた
- 自分が購入して良いと思った私物の書籍は、研究室にて誰でも読めるように卒業まで貸出できるようにした
- 情報系の研究室なので、サポーターズなどのIT・エンジニア就活で便利な情報を共有した
- 技育などの勉強会の情報をDBとしてまとめ、共有した
- ありがとうを意識的に言うようにした
- Googleの「プロジェクト・アリストテレス」から良いチームのあり方について勉強し、そこから自分なりに勉強した後、組織全体にその情報を共有した
- 自分で済ませられることは可能な限り済ませ、人に負担・迷惑がかからないように心がけた
現状
- NotionのDBに情報をアウトプットしてくれたのは限られた数名だけ
- LINEにて助けを求めても、返信はおろかリアクションひとつ返ってこなかった
- Discordサーバーにはアクティブメンバーが私を除いて1人しかいないほか、そもそも加入者が半数に満たない
- カンファレンスに1人だけ興味を示してくれ、一緒に行った
- 共有した勉強会や就活サービスは、ほぼ誰も活用していない
- 研究室では夜中まで1人でいることが多い
私なりの原因分析
- コミュニケーションが下手
(話が面白くない、返答に時間をかける、話が長く続かない、たまに一般的ではない用語を当たり前のように使ってしまう) - 自分から積極的に話しかけにいかない
(最近こそ対面だけでなくLINE等でも自分から話題を出したりするようになったが、以前まではそうではなかった) - 実績がない
(人に誇れる実績が何ひとつない) - 頼られるポジションを確立できていない
- 技術などに対して興味のある人が研究室内に少ない
- 受動的に与えられた情報に興味を出させるのは難しい
- 人を先導しようという気概が見られず頼り甲斐がない
- 情報を与えすぎている
AIによる原因分析
Geminiによる分析
1. ニーズと供給のミスマッチ(Solution looking for a problem)
課題認識のズレ:
あなたが提供した「Notion」「Discord」「勉強会情報」は、**周囲が解決したいと思っている課題(ニーズ)**と合致していなかった可能性があります。彼らにとって現状のLINEや研究室の環境は「不便」ではなく、新しいツールを覚えることの方が「コスト」だと認識されています。
動機の温度差:
あなたは「成長・効率化・技術向上」を価値としていますが、周囲は「卒業・単位取得・現状維持」を最優先にしている可能性があります。価値観が異なる層に、自分の価値観に基づいた「良かれ」を提供しても響きません。
2. 「共同所有感」の欠如(IKEA effectの不足)
参画感がない:
あなたが一人で仕組みを作り(Notion DB構築、Discord鯖設立など)、完成品を提供してしまっています。人は「自分が苦労して関わったもの」には愛着を持ちますが、あてがわれただけの場所には当事者意識を持ちにくいものです。
「あなたのプロジェクト」に見えている:
周囲からは「みんなのための改革」ではなく、「あなたがやりたくてやっている個人的な活動」として認識されており、客観的なお客様扱いになっています。
3. 関係性の土台不足(信頼口座の残高不足)
機能的価値と情緒的価値のアンバランス:
あなたは「便利な情報」「技術指導」「ゴミ捨て」という機能的価値(役に立つこと)を多く提供していますが、人が動く動機となる情緒的価値(この人が好き、この人といると楽しい、安心する)の提供が不足しています。
心理的安全性と専門用語の壁:
「話が面白くない」「専門用語を使う」という点は、相手に「自分はこの人のレベルに合っていない」「評価されているかもしれない」という無意識の緊張感(心理的非安全性)を与え、心の距離を生んでいます。
4. リーダーシップ・スタイルの不適合
「便利屋」ポジションへの固定化:
「ゴミ捨て」や「人に迷惑をかけない」という行動は素晴らしいですが、リーダーとして尊敬される要素というよりは、「いい人」「都合のいい人(便利屋)」として消費されてしまっています。
「北風と太陽」の北風:
情報共有や講座の開催など、相手を「変えよう」とするアプローチが強く出すぎています。人は他人からコントロールされることを本能的に嫌います。
5. 情報のインフレと飽和
ノイズ化:
相手が興味を持っていない段階での大量の情報共有(Bot、記事、書籍)は、受信側にとっては処理しきれない「ノイズ」となり、あなたからの発信そのものをスルーする(ミュートする)習慣をつけてしまいました。
ChatGPTによる分析
- そもそも研究室の文化・空気が「自発アウトプット」前提じゃない
- みんなが忙しくて、優先順位が低い(就活・勉強会・DB更新が後回し)
- 「参加すると何が得か」が一瞬で伝わってない(メリットが曖昧)
- 呼びかけが“お願い”や“行動指示”になってて心理的コストが高い
- 参加/返信のハードルが高い(長文・選択肢が多い・やることが多い)
- 情報量が多くて消化しきれず、結局スルーされる(情報過多)
- 情報が“配布型”で、本人の課題に直結してない(今困ってない)
- チャンネルのミスマッチ(LINE/Discord/Notionがその人の主戦場じゃない)
- 習慣化の仕組みが弱い(毎週の定例・締切・役割・担当がない)
- 「誰が何をやるか」が決まってなくて、全員のもの=誰のものでもない状態
- 参加者側の“成果の可視化/称賛”が少なくて続かない
- あなたが“何でもやってくれる人”になって、他の人の当事者意識が育たない
- 頼る/相談する関係(弱い結びつき)がまだ十分にできてない
- 声かけの頻度・タイミングが合ってない(相手の余裕がない瞬間に当たる)
- 話し方の要素(専門用語・テンポ・長さ)で近寄りにくさが出る
- 雑談・共感の比率が少なく「この人についていくと楽しい」が伝わりにくい
- リーダーとしての“決める/背負う”シグナルが弱く、安心して乗っかれない
- 研究室内の興味関心が分散していて、技術系施策が刺さる母数が少ない
- 人間関係が固定化していて、新しいコミュニティ(Discord等)に移動しない
- 反応しないことが許される規範(返信しないのが普通)ができている
- 尊敬/実績の問題というより、影響力が“成果”より“関係性”に依存している
- あなたの価値提供が「後から効くタイプ」で、短期リターンが見えにくい
AIによる分析の要約
周囲のニーズや価値観とズレた「良かれ」の提供になっていて、ツール導入や参加のコストが勝ちやすい。
仕組みを一人で作りすぎて共同所有感が生まれず「あなたの活動」に見えて当事者意識が育たない。
機能的価値は出しているが情緒的価値・安心感が薄く、専門用語や話し方で心理的ハードルも上がる。
結果として便利屋化・コントロール感・情報過多で発信がノイズ化し、習慣化の設計(役割・定例・称賛)がないため継続参加が起きにくい。
さらに研究室の文化や忙しさ、興味の母数、返信しない規範など環境要因も重なって、人がついてこない。
AIによる分析を見て
おおよそ私が考えている原因と近しいものから、共同所有感や発信のノイズ化、そもそもの忙しさといった新しい視点を得ることができました。
最後に、AIへ「私は今後どうしていけばいいのか」を聞いてみます。
今後どうすれば良いのか
1) まず“土台の関係”を作る(情緒7:機能3)
-
技術・情報より先に、雑談+共感+小さい助けを増やす
-
例:
- 「最近なに詰まってる?」
- 「それだるいよね、5分だけ一緒に見る?」
- 「終わったら飯いこ」
-
人は“正しさ”より“安心”に付いてくる
2) 「配る」から「取りに来てもらう」へ(情報発信の絞り)
- 情報は週1で1個だけにする(多いとノイズ化)
- 形式も軽く:長文禁止、3行、選択肢付き
- 例:
「今週、就活で使えるのこれ1個だけ:〇〇。
興味ある人→①詳しく ②あとで ③いらん」
3) “共同所有”を作る(あなたのプロジェクト化を解除)
-
仕組みは自分で完成させないで、最初から役割を渡す
-
例:Notion DB
- 「就活」担当1人
- 「勉強会」担当1人
- 「デザイン」担当1人
-
みたいに**担当制(1人1カテゴリ)**にして、「お願い」ではなく「任せる」に寄せる
4) 参加ハードルを極限まで下げる(最初は“1タップ”)
-
Discord加入→書く→更新…は重い。最初はLINEで完結が正解
-
例:
- 「この絵文字だけ押して」
- 「はい/いいえで答えて」
- 「30秒アンケ」
-
まず“反応する癖”を作る
5) 小さな成功体験を演出する(称賛と可視化)
- 反応してくれた人はすぐお礼+軽く称賛する
- 例:
「〇〇が情報追加してくれた!助かった〜」
「今日の作業会、来た人えらすぎ」 - “参加すると気持ちいい”を作る
まとめ
ここまで過去〜現在、そしてこれからの方向性について書いてきました。
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。
今後どうすれば良いのかで挙げたことはどれもすぐに実行できるものなので、意識的に取り組んでいこうと思います。
また、読んでくださった方の中に、こうすればいいよ!などのアドバイス等をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントしていただけると幸いです。